FIG会長、40年にわたりコロンビア体操界に貢献した日本人コーチに敬意を表する
今月上旬のコロンビア訪問の際に、コロンビアオリンピック委員会会長チロ・ソラノ氏、コロンビア体操連盟会長サミール・ポルティージョ氏、駐コロンビア日本大使高杉優弘氏と会談を終えた渡辺会長は、コロンビアの体操界を形成した同胞のイワイ・ジュンスケ氏(2023年初旬に78歳で逝去)の追悼セレモニーに参加し敬意を表した。
「ジュンスケ教授」の愛称で親しまれたイワイ氏は、1969年にコロンビアに渡り、コロンビア体操界を世界の舞台に押し上げることに貢献した。コロンビア体操界を初めてオリンピックに導いたほか、男子体操オリンピック代表ホルヘ・ヒラルド選手(アテネ、北京、ロンドンオリンピック)やナショナルコーチのレオナルド・ゴンザレス氏など、コロンビアを代表するコーチや体操選手を育成している。
渡辺FIG会長は、メジシン市で行われたイワイ氏の追悼セレモニーで植樹を行った。メジシン市は、岩井氏がパンアメリカン体操競技選手権を公式に開催した場所でもある。
「イワイジュンスケコーチはコロンビアを愛し、コロンビアのために働き、多くの優秀な選手を育てた。彼はコロンビア人以上にコロンビア人だった。世界には海外で活躍するコーチはたくさんいるが、一つの国のために生涯を終えるまで働くコーチはほんの一握りだ。コロンビア人であるイワイ氏は、日本の誇りであり、世界の体操界の誇りでもある。彼の信念がコロンビアに明るい未来をもたらすことを期待する。」と、渡辺FIG会長は述べた。
2023年2月10日 FIGニュース