日本代表が7カ月ぶりに仙台へ凱旋
日本代表が7カ月ぶりに仙台へ凱旋
5会場での復興応援ツアー終了
体操ニッポン! ロンドンオリンピック報告演技会は21日の仙台市が最後の舞台となり、新潟から始まった東日本大震災復興応援ツアー5会場のイベントがすべて終了しました。
体操競技男女各5、新体操6、トランポリン男子2、女子1の計19選手は20日に仙台入り。その足で今年5月に復興支援のために訪れた宮城県七ヶ浜町立汐見小学校を7カ月ぶりに訪問、児童たちと感激の再会を果たしました。
同小の体育館に金メダリスト内村航平選手(コナミ)らがクリスマスの季節に合わせたサンタクロースの帽子をかぶり入場すると、集まった約700人のファンから「キャー」「お帰りなさい」など悲鳴に近い声が飛び交いました。
生徒を代表して同小6年生の中島美月さん(12)が「まさかもう一度来てくれるとは思いませんでした。夢を持つ大切さをみなさんから学びました。いつまでも応援しています」と歓迎のあいさつを行いました。
内村選手の金メダルに多くの児童が触れて興奮した面持ちでした。オリンピック前に激励のメッセージ入り国旗を選手たちが児童から受け取ったことに対し、この日は選手たちからサイン入りの日の丸をプレゼントするなど約1時間、交流をしました。
21日の報告演技会は仙台市体育館で約4000人の観衆で埋まる大盛況でした。新体操の田中琴乃主将を中心としたフェアリージャパンPOLAの華麗な舞でスタート。トランポリンの3選手も張り切って演技しました。女子体操の田中理恵選手(日体大研究員)も跳馬、段違い平行棒で楽しむように演技、終始笑顔で観客にアピール。男子の田中和仁選手(徳洲会)は得意の平行棒で、弟の佑典選手(コナミ)は鉄棒で着地まで完ぺきに決め、大声援を浴びました。
内村選手はけがのため演技は行いませんでしたが、タレントで元オリンピック金メダリストの森末慎二氏とともに巧妙なやり取りで演技の解説に徹していました。(了)