2014コントロールシリーズ第1戦レポート
2014年2月11日味の素ナショナルトレーニングセンターにおいて、第33回世界新体操選手権大会(イズミール)、第17回アジア競技大会(韓国。インチョン)への日本代表をかけたコントロールシリーズ第1戦が行われた。出場選手は2013年の全日本新体操選手権大会の上位6名と強化ターゲット年齢の1995年生まれ~1998年生まれの(15歳から18歳)全日本新体操選手権大会の上位選手。フェアリージャパンPOLAと今年2月に行われるアジアジュニア大会の日本代表チームと個人選手が参加して、熱戦が繰り広げられた。全日本で上位に輝いた実力のある選手とジュニアも一緒になって将来の世界の大会や、オリンピックにも期待できそうな選手たちの見ごたえあるシリーズとなった。
コントロールシリーズは今後3月8日と4月27日に開催され合計3回のコントロールシリーズが行われる。そこからベスト2のコントロール(各シリーズ3種目合計)の合計点により、上位6名、各シリーズで2種目(フープ、ボール)の合計を出し、シリーズベスト2の合計点により上位6名、全シリーズの中でフープ、ボールの合計の最高位者が5月30日~6月1日の最終選考会に出場できる。その大会で日本代表選手が決定する。(1名~2名)
2013年から2014年に特別強化選手として皆川夏穂選手(イオン)、早川さくら選手(イオン)、喜田純鈴選手(エンジェルRGカガワ日中)の3名が決定し強化されている。その中のシニア年齢の皆川選手と早川選手は、ワールドカップシリーズのサンクトペテルブルク大会とアジア選手権大会において、17点をマークした。その実績から2名とも2013年12月、世界選手権大会の代表選手に決定した。現在ロシアで強化練習を行っている。
<コントロール第1戦>結果 フープとボールのみの合計上位6名
1位 三上真穂(東京女子体育大学)2位 池ヶ谷晴香(アンジュ)3位 横山あかね(飛行船新体操クラブ)4位 猪又涼子(伊那西高校)5位 藤岡 里沙乃(みやび新体操クラブ)6位 古井里奈(名古屋女子大学高等学校)
<コントロール第1戦>結果 ベスト3種目の合計上位6名
1位 池ヶ谷晴香(アンジュ)2位 三上真穂(東京女子体育大学)3位 猪又涼子(伊那西高校)4位 桑村 美里(町田RG)5位 横山あかね(飛行船新体操クラブ)6位 古井里奈(名古屋女子大学高等学校)
以上が選考に関わることになった。
最終選考会を通過して、世界新体操選手権大会、アジア競技大会の日本代表をかけて益々成長いてほしい。世界の優秀選手に見る演技では、音楽に合わせた動きと表現、高い難度技術の正確な実施、個性的な工夫された手具の操作など魅力的な演技構成が成されている。日本の選手もコントロールシリーズを通して、世界選手権大会、アジア競技会でも活躍してオリンピックにつながることを期待する。オリンピック北京大会とロンドン大会では個人は出場を逃しているが是非リベンジしてほしい。団体で日本代表のフェアリージャパンPOLAは作品を新しくして、挑戦していた。まだ熟練には至っていないが世界選手権大会で個人選手と共に成果を期待したい。
記載 高橋 衣代