新体操 インターナショナル ポルチマン大会レポート

報告者:河崎 羽球愛

5月4日~6日、ポルトガル・ポルチマンにおいて、2024インターナショナルトーナメント ポルチマン大会が行われた。
日本からは岡田華英選手が出場した。

<シニア個人総合>
●ボール
コンバインバランスができずDAも1つ抜けてしまった。その後はリスクの投げに乱れがあった技もあったが、冷静に対処することができた演技であった。国際大会の中、実施点で8点台を獲得できたことは大きな収穫となった。

●フープ
全体的にエネルギッシュに最後まで判断力のある演技であった。ジャンプターンのリスクの開脚度に実施減点が見受けられたことやDB中にDAを兼ねている技に基準が不明確のものがあるので、今後注意していきたい。

●リボン
スタートのリスクは投げが短くなり回転不足のためノーカウントとなってしまった。コンバインバランスは1つ目のフォームからぐらついてしまい大きなミスが続いてしまった2つ目のリスクも手元に落ちてきたがタイミング合わずその場で落下。後半からはパワーのある演技であったが、DAのかきで基準が不明確になり点数が伸ばしきれなかったため、改善が必要である。

●クラブ
リボンの演技の不安定さから気持ちを切り替えて、スタートから堂々とした演技を見せることができた。1つ目のステップ中のDAで手元が緩くなったが、よく手具を見て判断することができた。2つ目のステップ前のDAで落下があり勿体ないミスをしてしまった。

全体的に試合の中でまだまだDBの実施減点が目立ち、トップ選手と比べるとDBとDAに大きな差がある。スピーディーかつ正確に実施している選手が多く、その中でも芸術性のある動きや特徴が印象的であった。岡田選手もミスを引きずることは少なくなってはきているが、4種目安定した演技をやりきる力とともに動きの大きさや種目それぞれの表現を身体全体使って表現することを日々の練習から引き出せるようになれば良いと感じた。

個人総合 11位
フープ 29.650 (DB8.7 DA5.9 A7.4 E7.65) 10位
ボール 28.350 (DB8.3 DA4.4 A7.6 E8.05) 11位
クラブ 25.750 (DB7.4 DA4.2 A6.95 E7.2) 13位
リボン 24.900 (DB7.5 DA3.3 A7.2 E6.9)   15位

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