新体操 Fellbach-Schmiden大会レポート①

報告者:新体操強化本部長 村田由香里

3月1日、2日、ドイツにて、「Gymnastik International」が開催される。今大会は、シニア個人32名、団体7ヶ国が出場、日本からは日本ナショナル選抜チームフェアリージャパンPOLA団体が出場する。

日本チームは、5月に開催されるアジア新体操選手権大会でのオリンピック出場枠獲得に向け日々練習に励んでいるが、今大会はその成果を試す貴重な国際大会初戦である。また、今大会にはアジア新体操選手権大会でライバルとなるウズベキスタン、カザフスタンも出場するとあって、初戦にしてとても重要な大会となる。

団体総合(3月1日)
<フープ>
この作品になって初めての大会と言うこともあり、序盤から選手たちの動きに緊張が見られた。その為、やや同時性に欠けた演技になったのは大変悔やまれるが、大きな落下ミスなくまとめられたのは、チームにとって大きな成長である。また、落下を防ぐために投げのタイミングを遅らせたことにより不成立になってしまった連係や対応した技があったものの、昨シーズンよりも高い点数が出せていることは選手たちにとって大きな自信となった。
今シーズン和をテーマに日本にしか出来ない演技にこだわり練習を積んできた。完成させたい“作品”が明確であるからこそ動きの緩急や同時性にこだわり、技を含めてより磨きをかけていきたいところである。

【出場選手】
鈴木歩佳
竹中七海
稲木李菜子
田口久乃
西本愛実

<ボール2リボン3>
昨シーズンと同じ作品で臨んだこの種目は、踊り込んでいるだけあり選手たちの動きからエネルギーを感じられた。
フープと同じく、落下を防ぐために不成立となってしまった連係、また交換において一ヶ所落下があり高いD得点を出すことは出来なかったが、2分半リズムを崩すことなく最後まで演じ切れたことがこの種目の勝因である。

両種目ともに課題が残るものの、良いスタートが切れたことは大変自信となった。
明日は種目別が開催される。今の力を見せ切れるよう、最後まで自分たちの演技にこだわりを持ち仕上げたいと思う。

【出場選手】
鈴木歩佳
竹中七海
稲木李菜子
田口久乃
生野風花

団体総合 1位
フープ5
34.900(DB 9.00 DA 10.60 A 8.05 E 7.25) 1位
リボン3ボール2
31.900(DB 7.50 DA 9.50 A 7.70 E 7.20) 1位

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