第40回世界新体操選手権大会レポート④

報告者:新体操強化本部長 村田由香里

団体種目別 8月27日
【団体】
3リボン・2ボール:
団体総合の時よりもさらに盛り上がった会場の中、曲に合わせしなやかな動きで始まり、一つひとつ落ち着いて技を決めていった。
中盤、見せ場のリボンでボールを結び回す連係にて、ボールをセットし切れずミスに繋がらない形で対処。その後立て直したがものの、複数投げのキャッチにて手から滑り落ちその場に落下するミスがでた。最後のリボン3本投げでは、1本が大きく場外に流れたが何とかキャッチし演技を終えた。

試合全体を通し、結果は大変悔しいものとなったが、選手たちは最後まで全力を尽くし挑戦することを諦めなかった。
しかし、日本にしか出来ない演技を見せきりたかった、もっと出来るはずなのに。そう言う思いが込み上げてやまなかった。
現状を鑑み、日本の立て直しを図ることは大変困難ではあるが、諦めない限りこの挑戦は失敗ではないと信じているし、失敗で終わらせてはいけない。
来年の5月、アジア選手権でオリンピック枠を獲得するためにも戦略を立て直し、圧倒的なレベルで試合に臨めるよう仕上げていきたい。

この試合をむかえるにあたり、本当に沢山の方々にご支援、ご声援いただき、とても心強い気持ちで試合に臨むことができた。このように貴重な舞台に立てることも、そしてまた挑戦の舞台に立てることも、関係者皆様方のお力添えのお陰だと心より感謝申し上げたい。

3リボン・2ボール  種目別6位
29.650(DB 7.80 DA 8.20 A 7.90 E 6.35 P-0.6)

【出場選手】鈴木歩佳、稲木李菜子、中村知花、西本愛実、田口久乃

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