新体操WCCポルチマン大会2023 レポート3
大会2日目(5月7 日)
●個人種目別決勝
【喜田未来乃】
投げが多少乱れる箇所もあったが、臆することなく最後まで堂々と演じ切ることが出来た。今回の評価をしっかりと分析し、彼女の長身、身体能力を最大限に生かすためにも、身体難度や技のセレクトを見直し点数アップに繋げていきたい。
また、持ち味の大きさを生かし伸びやかに綺麗に踊り上げてはいるが、強弱や抑揚が求められるこのルールにおいて、飛びぬけたオリジナリティ溢れる技や踊りが必要不可欠である。大会に出場する度に彼女の評価が上がってきているからこそ課題を明確にし、強化していきたい。
クラブ 27.450 (D12.100 A 7.650 E7.700) 5位
●団体種目別決勝
《フープ5》
序盤から危ない場面があったものの、うまく対処し落下ミスを防いだ。しかし、後半になるにつれ少しずつテンポが乱れ、気持ちが先走り体とフープのタイミングが合わず一ヶ所落下。
今後、ミスをしないことは絶対条件であることに違いはないが、日本オリジナルと言う点で動きや魅せ方にこだわり、会場全体が盛り上がる作品にしていきたい。
フープ 30.600 (D16.900 A7.150 E6.550) 6位
出場選手:鈴木歩佳、竹中七海、稲木李菜子、西本愛実、今岡里奈
《リボン3ボール2》
すべての投げが完璧だったわけではないが、周りの状況を把握し、選手一人一人が最良の判断をした結果、銅メダルを獲得することが出来た。
今シーズンに入り、ずっとミスに泣いてきたが、試合を経験するごとにチームとして沢山の学びがあり、確実に強くなっていることは自負している。今回、1種目だけでも結果に残せたことは、今後の成長に繋がる大きな自信になるだろう。
試合前の審判研修において、E,Aの採点について時間をかけて研修が行われた。
今まで以上に厳しく綿密に行われた。その為、トップの点数を見比べても今までのWCより厳しいものになってきている。世界選手権では更に厳しく採点されることを念頭におき、個人、団体ともに誰が見ても評価してもらえるレベルにまで到達させたい。
3週間後、アジア新体操選手権大会に出場する。
メダル獲得に向けて、日本チーム一丸となり全力で挑みたい。
ボール2リボン3 30.200 (D15.400 A8.00 E6.800) 銅メダル
出場選手:鈴木歩佳、竹中七海、稲木李菜子、西本愛実、田口久乃