新体操WCソフィア大会2023 レポート2

報告者:新体操強化本部長 村田由香里

大会2日目(4月1日)

●個人総合 後半戦
【山田愛乃】
クラブR(もぐり投げ)にて、投げの方向が少しずれたが回転の中で上手く対処した。今後価値点を確実にもらうためには、同じ方向にて行える投げの正確性が必要である。
007の曲に合った振り付けは彼女の持つ魅力とマッチし、とても体で表現しているように感じられた。もちろん身体難度や技に乱れがなかったから見えた表現ではあるが、その選手に合った作品であるか、また魅力を引き出せる作品であるかがいかに重要かを感じた。リボンでは、DA転がしにて落下し曲のテンポに乗り遅れる場面があったが、後半になるにつれ動きの良さが見えた。
まだまだ作品をこなすことに必死なため、動きや手具操作に荒さが目立つ。しかしながら、身体難度や技のレベルを下げたことにより全体的に余裕が見られ、その緩みが他の選手と比べ間延びしているように見えたのは残念である。今後、試合をこなしていく中でもコンディションを万全にし、彼女の持つダイナミックな動きに加え、スピード感のある演技の中で確実に技を実施してもらいたい。

クラブ   28.600(D13.700 A7.700 E7200)
リボン   26.700(D12.200 A 7.450  E7.050)
個人総合 27位

●団体総合 ボール2リボン3
【団体】
前回のWCよりも、作品の中で目立たせたい場面、選手をより明確にし、同調性を生かした演技内容に整え試合に臨んだ。しかし、最初の交換にてリボンを落下、また足投げの交換にてリボンを場外に出すミスがあり、大きく順位を下げる結果となった。
両種目ともに日本の作品は海外審判員からの評価が高く、仕上がれば昨年よりも上にいける手応えを感じている。だからこそ、後はノーミスでやり切る実施力と精神力を磨いていくしかない。
明日はフープ決勝に出場するが、日本のこだわりを存分に魅せきりたいと思う。

ボール2リボン3   25.550(D12.600 A7.350 E6.200)
団体総合 8位

出場選手:鈴木歩佳、竹中七海、稲木李菜子、西本愛実、田口久乃
プロフィール

【大会リザルト】
WCソフィア大会 個人総合後半戦
WCソフィア大会 団体後半戦

 

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