新体操WCソフィア大会2023 レポート1

報告者:新体操強化本部長 村田由香里

大会1日目(3月31日)
2023年3月31日~4月2日、ブルガリア・ソフィアにて「WCソフィア大会」が開催される。今大会には、個人51選手、団体13ヶ国が参加する。
日本からは、団体(選抜団体チームフェアリージャパンPOLA)、個人は山田愛乃(イオン/国士舘大学)が出場した。

●個人総合 前半戦
【山田愛乃】
世界選手権に向けて、DB.DAともに得点を上げるためレベルの高い身体難度に挑戦してきたが、今大会はコンディションを考慮し本来の構成内容よりもレベルを下げて臨んだ。
ボールでは、回転不足のR、またコンビネーション難度のトーノー(持ち替え)にて落下してしまう惜しいミスもあり、思った以上に点数に伸び悩む結果となった。
フープ、ボールともに大きなミスはなかったが、構成内容をレベルダウンしたからこそ完璧にこなさなくてはならなかった。このルールにおいて、最後まで魅せきる、点数を取り切る実施力の強さが他国の選手に比べ足りなかったように感じる。
明日は現在の力を出し切り、彼女の良さを存分にアピールしてもらいたい。
フープ   27.250(D12.300 A7.200 E7.750)
ボール   25.800(D11.700 A 7.200  E6.900)

●団体総合 フープ5
【団体】
前回のWCにて他国と演技内容を比較することができ、日本の課題が明確となった。
まず、交換や連係、身体難度など、動きの始まりと終末をはっきりさせることは一つひとつの難度を明確に見せるためにも、また同調性を強調させるためにも重要視しなければならない。そして、動きやフォーメーションなど、細部にわたって日本が魅せたい‘こだわり’を強く持って演技しきることが何より大切である。この点を意識し練習を積んで挑んだ今大会は、フロアで踊る選手たちの動きが以前よりも大きく、そしてハッキリとして見えた。
2分半を通し大きなミスなくまとめられたが、パンシェローテーションでの崩れに加え、交換、連係において価値点を取り切ることが出来ず、32.200点にとどまった。しかし、大きく崩れることなく点数を取っていくことで少しずつ順位を上げられているため、今後も辛抱強くそして確実に順位を上げていきたいと思う。
明日も細かい部分までこだわり、最後まで演じ切れるよう挑戦したい。
フープ5   32.200 前半4位

出場選手:鈴木歩佳、竹中七海、稲木李菜子、西本愛実、今岡里奈
プロフィール

【大会リザルト】
WCソフィア大会 個人総合前半戦結果
WCソフィア大会 団体総合前半戦結果

 

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