新体操WCパライオファリオ大会2023 レポート1
大会1日目(3月17日)
2023年3月17日~19日、ギリシャ(アテネ)にて、WC PALIO FALIRO大会が開催される。
WC初戦となる今大会には、個人49選手、団体14ヶ国が参加する。団体、個人ともに世界選手権の覇者、上位者が参加する大会だけあって、初戦から見応えのある大会になることが予想される。
日本からは、団体 フェアリージャパンPOLA、個人 喜田未来乃が出場する。
●個人総合 前半戦
【喜田 未来乃】
3月7日日本にて開催されたCS②では、ミスが相次ぎターゲット選手として不甲斐ない結果となってしまったが、そこから練習の方法を大きく変更し、コンスタントにノーミスの演技が出来るところまで仕上げ今大会に臨んだ。
1日目、ボール、フープともに現時点での力を発揮しノーミスでまとめ上げた。初戦と言うこともあり多少緊張していたとのことだが、彼女の持つ調整力、本番強さを感じられる演技であった。しかしながら、1つずつ丁寧に伸びやかに踊る彼女の演技では、現ルールにおいてスピードが遅く間延びして見えるのも事実である。彼女の良さである伸びやかさに加え、力強さ、スピード感を習得し、Dのレベルアップ、緩急のある演技を目指していく必要がある。
ボール 27.500 (D12.100 A 7.650 E7.800 減点-0.05)
フープ 27.700 (D12.700 A7.550 E7.450)
●団体総合 フープ5
昨年よりもDA、DBともにレベルの高い技、難度に挑戦し、高得点獲得に向け練習を続けてきたが、演技全体を通し魅せ切るレベルまで到達出来ていなかったことを痛感している。
作品中盤まで落ち着きのある演技でまとめることが出来ていたが、3人が手以外・視野外側転にて次々に投げる大技を瞬時に手で投げる技に対応した辺りから、少しずつ同調性に欠ける演技となった。演技全体を通し、終盤一か所の落下であったものの、その一瞬の間も無駄には出来ないほど連続的に技を入れることで後半の盛り上がりを演出している作品の為、落下の後、連係や加点を抜かざるを得なくなってしまい、高得点獲得には至らなかった。
最終種目を終えるまで諦めず挑戦していきたい。
フープ 32.400 (D17.400 A7.700 E7.300) 9位
<出場選手:鈴木歩佳、竹中七海、稲木李菜子、西本愛実、今岡里奈>
【大会リザルト】