第72回全日本新体操女子レポート②
報告者:広報委員会 藤野朱美
個人総合 後半2種目
個人総合を制したのは喜田純鈴選手、昨年に引き続き2連覇を果たした。
クラブではミスが連発し得点13.200。落下ミス以外の身体難度やその他の難度は明確に評価できるクオリティーであった。最終種目リボンは気持ちを立て直し、プログラム通りの演技で大きなミスなく纏める。随所に組み込まれたADも明確に実施されていた。得点19.350
4種目を振り返ると得点の出方にむらがある。試合で4種目安定した演技を試合で行うことが来年に向けての課題であろう。
2位は柴山瑠莉子選手。リボンではロシア民謡に乗せて軽快に美しく演じた。演技終盤ADが1か所不成立となったが全体を通してリボンの軌跡が明確に描かれ大きなミスなく纏め上げた。得点16.700
クラブも体の軸が整いいい出来栄えであった。演技序盤のADでミスが生じてしまったのが悔やまれる。得点18.250
3位は立澤孝菜選手。両種目共に身体難度のキレもよく、演技がとても明確に評価できる出来栄えであった。クラブでは持ち前の柔軟性にスピード感が加わり迫力のある演技を披露。得点18.350
最終種目リボンはタンゴに乗せて大きなミスなく纏め上げた。得点15.450
今大会で個人総合上位15位が来年4月に行われる第32回オリンピック競技大会セカンドチャレンジへコマを進め、第12回アジア新体操選手権大会個人日本代表第1次予選通過者となる。