Chacott CUP第36回全日本ジュニア新体操レポート①男女個人

報告者:広報委員会、男子新体操委員会

第36回全日本ジュニア新体操選手権大会レポート
11月16・17日の2日間で個人総合選手権が行われた。

【男 子】
今年度から全日本選手権への出場枠がなくなった初めての大会。前半二種目では、失敗する選手が多く均衡して一日目を終えた。二日目となった後半二種目においても、やはり失敗する選手が多く見られ、なかなか点数を伸ばすことができなかった。そんな中、今年6月全日本ユースチャンピオンシップで全日本選手権に唯一出場資格を得た、神埼ジュニア新体操クラブの石橋知也選手が、ジュニアの域を超えた高く・はやいタンブリングと正確な実施力の演技を行い、3種目で最高得点をたたき出し個人総合初優勝を成し遂げた。
個人競技選手権の全体的な印象として、難度を追い求めた演技構成が多く、そのために失敗する選手が多かった。シニア選手と同等の構成要素を追求していくより、ジュニア時期の強化(試合)として身体の使い方や選手に伴う演技構成を作成していくことの必要性を感じた。

【女 子】
優勝の座に輝いたのは山田愛乃選手(イオン)
1日目のボールのミスを挽回する2日目のクラブ・リボンの演技であった。フープ、クラブでは16点台を叩き出し、ボール以外の3種目を制した。
今期大きく成長を遂げた選手。ユースオリンピックでは個人総合で決勝に進出し8位入賞。
「全日本ジュニア初優勝も、望んでいた優勝なのでとても嬉しい」とチャーミングな笑顔でインタビューに答えた。
「来年はシニアになるので、シニアルールに合わせて難度要素の数を増やし頑張りたい」と力強く来年への意気込みを語った。

総合得点 60.200
2位には難度要素の実施が非常に明確な前田奈穂選手(アリシエ兵庫)。得点58.600
3位には竹内希選手(エンジェルRGカガワ日中)、山田朱音選手(町田RG)2名が入賞した。得点54.900

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