SASAKICUP第16回全日本新体操ユース・男女個人予選2日目レポート

報告者:広報委員会 藤野朱美

6月1日(金)~6月3日(日)まで第16回全日本新体操ユースチャンピオンシップが高崎アリーナで開催されている。6月1日と2日の2日間で、240名の参加選手により決勝進出(40名)をかけて予選が行われた。

 

予選トップに立ったのは柴山瑠莉子選手(イオン)であった。

ボールの演技は素晴らしい出来栄えであった。ローテーション難度、バランス難度も軸が決まっており、非常に明確で美しい実施であった。巧みな手具操作に定評がある柴山選手はプルグラム通りの演技を披露した。音楽と動きがとてもマッチしており、身体難度とAD(手具難度)を繋ぎよくこなし、Dスコアでは8点台を叩き出した。特にボールの転がしのADは見事であった。

クラブでは足投げDERでクラブに回転がかかりすぎて落下が生じたものの、その他の難度要素は見事に成功させ高得点をマークした。

ボール得点16.300
クラブ得点14.700

 

2位には、2種目とも伸びやかで美しい演技を披露した山田愛乃選手(イオン)、3位には手足の長さを十分に活かした演技で観客を魅了した飯田由香選手(イオン)がつけている。

 

明日の決勝は全日本選手権出場枠(上位20位)をかけて熱い戦いが繰り広げられるであろう。落下ミスに対しての減点が大きくなった現行ルールでは1つのミスで順位が大きく変わる。落下ミスのみならず1つ1つの動きに対しての評価基準が厳しくなっている。選手達は上位に食い込むためには少しのミスも許されない。明日の種目はフープとリボン。更に熱い戦いとなりそうだ。