【大会レポート】SASAKICUP第15回新体操ユース、第8回男子新体操団体選手権
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第15回(男子としては10回目)となるSASAKICUP全日本新体操ユースチャンピオンシップの男子個人総合を制したのは、埼玉栄高等学校の田中啓介選手。田中選手は本年3月愛媛県で開催された全国高校選抜大会でも個人総合優勝しており、本年2冠の達成となった。
持ち前の長身を生かし、一つ一つの動作や技を丁寧にかつ、非常に大きく演技し、種目によっては、若干のミスや乱れはあったものの、総合得点で青森山田高等学校の吉田和真選手に0.275上回り初優勝を果たした。
準優勝の吉田和真選手(青森山田高等学校)、3位の佐久本和夢選手(同)は、転回技での手具操作の工夫なやスピードの変化を多彩に取り入れ、曲との同調性を含め4位以下に差をつけてのメダリストとなった。
本大会より9位までの選手が全日本新体操選手権大会への通過権利を獲得となるが、上位の選手の全日本上位入賞が期待できる。
第8回男子新体操団体選手権大会は、青森山田高等学校の三連覇(5度目の優勝)となった。3月の全国高校選抜でも優勝しており、演技構成の工夫のみならず実施の安定感が本大会では秀でた感があった。
準優勝の済美高等学校も全国高校選抜から構成を一新しており不安定な部分が見受けられたが、大きな減点にならないよう抑えた。
3位に入った、光明学園相模原高等学校も力強い演技構成で、粗さも若干見受けられたが、バランスのとれたチームであり、3チームとも本年度の高校生の大会が楽しみとなった。
男子新体操委員会