2012 全日本選手権 エキシビション 一千会

報告者:

熊本県立水俣高等学校OBらを中心とした一千会
Photo by Terumi Watanabe
事の発端は、十年以上前に遡る
日本一を目指し大学で選手生活を送っていたある日、不慮の事故により現役選手から一転して夢半ばのまま車椅子での生活を送る事を余儀なくされた杉迫一樹さん
彼の「もう一度 フロアで男子新体操をしたい」という想いに賛同した仲間とともに挑んだ今年の社会人大会
参加こそ二部であったが想いのこもった演技は、会場にいた関係者の心に伝わり、是非 彼等の演技を全日本のエキシビションで!という形で今回の演技が叶った。
演技のベースとなったものは同じ九州でゆかりのある福岡大学が2011年にインカレで使用していた構成
当然、車椅子での演技では本来演技に入る動きの多くを省かなくてはいけないのだが
演技全体を見ていても「何かが欠けている」という印象は全くなく
元々の構成が「座」から始まる事もあってか
むしろ車椅子での動きを構成に反映しやすいものであった。
車椅子の上であっても上半身で行われるその動きは間違いなく「男子新体操」であった。
Photo by Terumi Watanabe
Photo by Terumi Watanabe
演技紹介のアナウンスの後のコールでは、杉迫さんが返事をすると
男子女子・一般客・大会関係者 全員からこの日一番の「ガンバ・ファイトー」の声が出る。
曲が童謡「ほたる」をアレンジしたもので、この曲調とも相まって会場中が感動に包まれる。
Photo by Terumi Watanabe
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■動画URL↓
https://www.jpn-gym.or.jp/goods/video/2012/rnat/05/index.html