第69回全日本新体操選手権大会【女子レポート11/27】団体種目別選手権
団体種目別決勝、リボン5を制したのは東京女子体育大学であった。1日目の演技での水を見事挽回し落下ミスなく演技を終えた。選手5名の動きに大きさがあり13mのフロアが狭く感じた。演技全般を通してリボンに張りがあり交換、連係が明確にカウント出来た。得点16.300。
2位は武庫川女子大学。次々と難易度の高い連係を成功させ、ほぼミスのない演技を披露した。団体同時性と工夫された連係、音楽の特徴を活かした演技構成であった。得点15.550。
3位はエンジェルRGカガワ日中丸亀。5名の選手の身体難度レベルが高く、難易度の高い身体難度で演技が構成されていた。5名の選手が明確に実施したパンシェローテーション難度で会場が沸いた。演技終末連係中に受けが乱れたが大きなミスには繋がらなかった。得点15.350。
フープ2&クラブ6を制したのは日本女子体育大学であった。団体総合ではミスがあったが種目別ではプログラム通りの演技を披露した。滑らかで丁寧な動きの中に、工夫された連係を組み込み交換、連係をほぼ移動なく実施した。演技中盤、交換でやや移動があったがそのほかは5名の息がぴたりと合った演技で会場が沸いた。今大会最高得点を叩き出した。得点16.700。
2位には日本女子体育大学附属二階堂高等学校であった。今年度のインターハイ優勝チームである。団体総合、種目別共に完成度の高い演技であった。5名の選手の息がピタリとあった団体同時性に優れ、交換、連係共に非常に正確であった。得点16.600。
3位は昭和学院高等学校。高校生は今シーズン踊りこんでいる種目であるだけに完成度が高かった。5名の選手が情感豊かに演じ、伸びやかに美しい動きが印象的であった。交換、連係共に移動が少なくとてもクリアな演技を披露した。得点15.500。
ユニバーシアード大会が来年開催される。大学生チームは6チームが1次予選通過チームとなっている。最終予選で代表の座を手にするのはどのチームなのか楽しみである。
大会成績など