第8回アジア新体操選手権レポート3

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5月10日、第8回アジア選手権最終日は、個人種目別決勝、団体種目別決勝が行われた。
〈団体種目別決勝 リボン〉
日本(フェアリージャパンPOLA)は、総合のときより勢いを感じさせたが、連係のリボンの返しの際に、リボンが絡まり、落下。すぐにフェッテローテーションに入り、立て直したが、交換の移動などもあり、16.850。
2位となり、金メダルは大きなミスを回避した中国が獲得した。17.100。
3位はカザフスタン。
〈団体種目別決勝 フープ&クラブ〉
日本は、若干危ない箇所はあったが落ち着いて対処し、17.900。実施は9.000に乗せ、この種目で金メダルを獲得。
中国は連係でワンバウンドの落下ミスがあり、17.250で2位。
3位には、落下ミスのなかった北朝鮮 朝鮮民主主義人民共和国が入った。
日本はリボンの種目を決めきれていないが、ミスの出る箇所はだいぶ固まってきたので、今後構成のマイナーチェンジも含めて、実施力を上げていきたい。
〈個人種目別決勝〉
皆川夏穂は全種目に出場。
フープは総合でミスのでたダンスステップコンビネーションで、今度はひじ回しではなく、首回しで落下。15.600
ボールの種目は、支持あり後方ローテーションが1回転になったが、ほかは美しく流れるような演技で、ラストのDERも決め、18.100。銀メダルを獲得した。
クラブは、総合でミスのでた、足蹴りのDERでコースが戻り、落下はしなかったが17.400。
リボンは、支持ありの後方ローテーションの乗りが悪かったが、ダイナミックに決め、18.200。
安定感がもう少しほしいところであるが、ミスのない演技での得点は上がってきた。
皆川も作品の修正をかけながら、実施力を上げていくことが重要である。
河崎羽珠愛は、フープ以外の3種目に出場。
ボールでは、パンシェローテーションがズレてしまったために、ボールのつきができず、それによりパンシェローテーションがカウントされなかった。15.600
クラブ、リボンは勢いのある演技であったが、グレーゾーンの身体難度があるため、総合のときより難度点が伸びずに、クラブ16.100、リボン16.050。
今後はより精度の良い難度を行わなければならないだろう。
全種目1位は韓国のSon。実施ミスの少ない演技であった。
カザフスタンのAshirbayevaは、ボールのMで落下ミスを犯したが、他の種目はほぼミスのない演技で、フープで2位、クラブ3位、リボン2位。
ウズベキスタンのNazarenkovaは、フープで3位、ボール3位、クラブ2位。膝の手術を乗り越え、復活を果たした。
次は、同じウズベキスタンでW杯が行われ、団体、河崎、立澤が出場する。
*個人総合、河崎は7位、立澤は15位(45人中)
今回は国別対抗戦は行われなかった。
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