第8回アジア新体操選手権レポート

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5月8日、第8回アジア選手権初日は個人総合予選前半と団体総合前半が行われた。
<個人総合予選・フープ、ボール>
日本からは皆川夏穂、河崎羽珠愛、立澤孝菜の3選手が出場。
出場を予定していた早川さくらは、左手に違和感があったために棄権した。
?日本選手の中で先に登場した立澤。
ボールの種目では、?出だしのエカルテバランスがカウントしづらく、アチチュードローテーションもホップしたため、難度点が低めとなったが、全体的には落ち着いた演技を見せた。15.750
2種目目のフープは、前半の足での操作にミスが出て、フープがころがり、それに追いつくのに手間取って、場外まで出てしまう。
後半は持ち直したが、14.050
河崎の1種目目はボール。出だしのボールの指回しがうまくいかなかったが、すぐに切り替え、終始安定した演技であった。16.550
2種目目のフープは、前半少し落ち着かない感じで、ジャンプでのキャッチでミス。16.100
皆川もボールの種目から。
MGキックのローテーションが不明確になり、ラストのDERのキャッチも両手でキャッチする形となったが、流れるようなボールのさばきと、ボリュームのある美しい動きで18.100と、高い得点を得た。
しかし、2種目目のフープでは、ダンスステップコンビネーション中のひじ回しで、先を急ぎすぎて落下。ジャンプターンの連続で、2度目のジャンプも抜けて16.700。なかなか4種目をまとめることができずにいるが、ミスのない演技での得点は上がっているので、なんとか後半種目もひとつひとつ正確に演技してほしい。
現在1位は韓国のSon。2位にカザフスタンのAshirbayeva。3位にウズベキスタンのNazarenkova。3選手とも大きなミスはない。皆川は4位につけている。
他には、中国のShang Rongが、美しいローテーションを見せ、2種目とも17点台前半に乗せている。
明日は後半2種目(クラブ、リボン)が行われる。
<団体総合前半 リボン5>
団体総合には、日本(フェアリージャパンPOLA)、中国、ウズベキスタン、カザフスタン、北朝鮮 朝鮮民主主義人民共和国など8ヵ国が参加。が、ウズベキスタンは本大会に続いて行われるW杯タシケント大会に備えて、Bチームの参加。そのせいとは言えないが、なんとなく盛り上がりに欠ける戦いとなった。
試技順1番の北朝鮮は、連係で2本のリボンが落下。他のリスクをからめた連係でも、回転を終えてからリボンが投げられる場面があり、13.750
中国は、連係で投げが大きく乱れて落下。交換でも落下。パンシェのローテーションでも1名が不明確になり、15.650(場外0.3)
ウズベキスタンは連係で落下。13.500
カザフスタンも若い選手に替わっており、大きなミスは少なかったが14.350
ここまで、ほとんどの国がミスしており、日本はビシッと決めたいところであったが、出だしからなにかリズムがあっていない感じがして、交換で落下。DERのさばきでリボンが場外に出てしまい、ラストの連係はどうにかキャッチしたが、全体的にばらつきがあり、16.500(場外0.3)
現在1位ではあるが、より精度を高めてほしいところである。
明日は団体総合後半(フープ&クラブ)が行われる。
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