Chacott CHAMPIONSHIPS第33回全日本ジュニア新体操男子レポート
◆男子個人総合10月9日・10日の2日間
初日に首位につけたのは君津新体操クラブの佐久本選手、スティック、リングとも一つひとつの技を丁寧に実施し、9点台に乗せ両種目1位でスタート。
2位につけていたのは大垣共立銀行OKB体操クラブの安藤選手。安藤選手のスティックはダイナミックな演技でノーミスの演技で9.050。佐久本選手につづいて2位。リングでは落下こそなかったが、若干の操作ミスが見られたが何とか処理し、9点台を守った。
LeoRGの大野選手は、投げや手具操作など多彩な技を披露し高得点が期待される演技を実施していたが、スティックの最終タンブリングで大欠点となる背落ちになり8.825。リングではノーミスを実施したが3位で初日を終えた。
二日目の後半では、全体的に集中力やスタミナ切れなのかミスを連発する選手が多く、その中でも安藤選手がロープ、クラブと大きく崩れることなく首位に立つと、前半3位の大野選手の着地ミスや前半首位の佐久本選手も落下ミスなどにより、そのまま安藤選手が総合優勝を獲得した。
上位3名が全日本新体操選手権大会に出場するが、新ルールでの対応で大変かと思うが、4種目ノーミスで実施できる体力及び集中力を身につけ、先輩たちに挑んでもらいたい。
◆男子団体10月11日の1日
優勝した北海道新体操クラブ恵庭が2連覇(所属名変更前を合わせると事実上4連覇)となる活躍を見せた。年齢差のあるメンバーであったが、基本的な動作をしっかりとこなし大変見応えのある演技を披露した。
2位となった大垣共立銀行OKB体操クラブも身長差があるメンバーであったが、個性的でリズミカルな曲と構成がマッチしており男子ではめずらしく楽しい演技を披露した。
3位の華舞翔新体操倶楽部も長年挑戦してきている後方ブリッジからの倒立をしっかりと決めて成長した演技で上位3チーム接戦での大変見応えのある団体で大会を盛り上げた。
その他のチームもジュニアのレベルが向上していることが大変うれしく思う大会となった。出場されたチームだけでなく全国の男子新体操ジュニアの活動がますます発展することを心より期待する。
男子新体操委員会
大会結果
個人優勝 安藤未藍(大垣共立銀行OKB体操クラブ)
個人2位 佐久本和夢(君津新体操クラブ)
個人3位 大野哲平(Leo RG)
団体優勝 北海道新体操クラブ
団体2位 大垣共立銀行OKB体操クラブ
団体3位 華舞翔新体操倶楽部