第33回世界新体操選手権イズミール大会現地レポート2

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現地9月23日、世界新体操選手権イズミール大会は、個人総合予選と国別対抗の2日目となった。
昨日、ボールの種目では良い出だしを見せた日本(早川さくら、皆川夏穗、三上真穂)は、今日はフープの種目。
昨日と同じくトップバッターで登場した早川は、、今日も非常に美しい演技を見せた。しなやかで繊細で質の高い難度と動きであったが、腕の上をひねり回す技で、フープが腕から離れ、落下。そのあと、わずかにリズムが崩れたが、どうにかこらえて16.200。2種目の合計で16位に位置している。
続く皆川も前半はていねいに演技できていた。しかし、ジャンプをしながらの投げで、投げすぎてしまい、大きく移動して体勢を崩してキャッチ。ラストのDERもキャッチはしたが、床にフープがつく方が早かったために落下ととられ、14.708。37位に順位を落とした。
ラストは三上。中盤、Mで落下があったが、全体的には落ち着いた演技で15.416。三上は2種目しか出場しないが、2種目合計では52位。
明日からは予選の後半戦で、クラブとリボンの種目が行われるが、個人総合の決勝に進めるのは24名。予選のベスト3種目の合計により決定するため、残り2種目をしっかりとやれれば、今日のミスは帳消しにできる。最後まで粘って演技してほしい。
現在の1位はロシアのKudryavtseva。フープのひねり回しが床にこぼれたが、その他は完璧な演技で、Mamunに0.3程度の差をつけている。Mamunは決して悪くはないのだが、Kudryavtsevaが実施減点の少ない演技をするため、なかなか追いつけない感じである。
3位はロシアの新星Soldatova。動きのつなぎは、KudryavtsevaやMamunに劣るが、スピード感などは勝っている。今後が楽しみな選手である。
4位につけているのはウクライナのRizatdinova。フープでは、ピルエットの終末まで美しい、すばらしい演技を見せて18.033を獲得。メダル争いに手を伸ばしてきた。
前日3位のStanioutaは、ラスト前のDERでフープを落下。16.900。2種目合計では5位。
韓国のSonは、今日もそつなくこなし、6位につけている。
昨日、ボールを場外するミスを犯し、44位と出遅れた中国のDENGは、今日のフープでは伸びやかで軽やかな演技を見せ、17.383。一気に18位まで順位がアップした。
現行のルールでは、ひとつのミスで1点や2点は軽く失うため、誰もが最後まで気の抜けない戦いを強いられている。
明日の予定:個人総合予選と国別対抗の3日目。抽選により、クラブかリボンのいずれかの種目を行う(日本の早川と皆川はクラブ)。
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