W杯ベラルーシ新体操国際レポート2

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7月15日、W杯ベラルーシ国際(ミンスク大会)最終日は種目別決勝が行われた。日本(フェアリージャパンPOLA)はボールのみに出場。団体総合では後半のミックス難度で落下ミスが出たが、今日はとにかく「落下ミスをなくすこと」を目標に演技した。その通り、全体を通じて落下ミスはなく、26.800で7位。今回のような演技をしていけば勝機はあるだろう。フェッテピボットでの後半の跳び、ボールの両手キャッチなどが実施や難度点に影響しているが、やっと戦いの舞台に上がる準備ができたというところである。
5月のW杯ソフィア大会で主力メンバーの一人遠藤選手がケガをして、その後はチームの立て直しに追われていたが、オリンピックまで残り少ないとはいえ、戦える準備が整ったことは収穫に値する。最後まで諦めることなく、質を高めていきたい。
ボールの1位はロシア。
序盤の交換の座キャッチで二人がキャッチミス。その後はもちこたえた。
2位はベラルーシ。
ほぼミスのない、よどみのない演技だった。
3位はイタリア。
団体総合ではミスが出たが、今日は連係に乱れがあってキャッチ移動はあったものの、流れのある演技であった。
4位はスペイン。
完璧な演技に見えたが、難度点が上位3ヶ国に対して劣っている。
5位はウクライナ。
交換でキャッチ移動、コラボレーションでもキャッチ移動があったが、高得点を出した。
6位はイスラエル。
ほぼミスのない演技であった。
7位が日本で、8位はドイツ。
落下ミスが出たこととエネルギーのなさで25点台に沈んでしまった。
リボン&フープの1位はロシア。
交換で落下。ラストの連係に乱れはあったが、高い投げや身体能力の高さ、スケールの大きさは抜群である。
2位はベラルーシ。
後半の連係で落下。少々乱れが出てしまった。
3位はイタリア。
交換で、リボンのキャッチが不正確になり、リズムが乱れた。
4位はスペイン。
ほぼミスのない演技。スペインは団体総合、種目別と大きなミスがなく、安定感とエネルギーがあった。
5位はイスラエル。
パンシェターンで崩れ、身体難度がいくつか曖昧であった。
6位はドイツ。
ほぼミスのない演技であった。
7位はウクライナ。
フープの足投げ交換で落下。直後の交換に乱れが生じ、ラストのコラボレーションもうまくいかなかった。
8位はカナダ。
ミスなしで、自分たちの最高の演技はできたと言えよう。
どのチームも仕上がりが良く、ハイレベルな戦いを見せているが、ほんの少しのミスが命取りなり、順位が大きく変動する。日本も、自分たちの演技を確立し、ひとつでも順位を上げられるようにしていきたい。