W杯ロシア新体操国際レポート2
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現地時間4月29日、W杯ロシア新体操国際・ペンザ大会最終日は種目別決勝が行われた。
日本(フェアリージャパンPOLA)のボールは、ジャンプの難度とフェッテピボットの難度が切れ、26.750という得点であった。両手取りもあり、D2が切れている箇所もあるので、今後は0.1にこだわっていくことと、ジャンプの難度の変更をしなければならないだろう。
リボン&フープは、ロープウェーからのフープの浮きが悪く、小さな落下があったが、これまでの大会の中では1番ミスが少ない出来であった。25.675。大会直前の伴奏音楽変更で、動きや投げのタイミングが変わり、やりにくいところもあったであろうが、そこそこまとめられたと言えよう。しかし、音楽と選手の個性が合っているかというと疑問もあるので、今後再度音楽の変更もありうる。落ち着かない状態が続きそうであるが、いまのうちに産みの苦しみを味わっておくべきであろう。日本は両種目において2位であった。
両種目1位はロシア。ボールは、プログラム通りではない箇所はあったが、うまくごまかし、28.300。しかしリボン&フープは前半の交換で、フープの投げが大きく、場外。フープを取りに行き、戻ったときには次の連係が行えず、その後も連係がずっと乱れて、26.750。連係がこっているだけに、取り戻すのが大変であり、ロシアも金メダル獲得のために、まだまだ苦しみの中にいるようである。
日本はこのあとW杯ソフィア大会に出場する。