第28回ユニバーシアード(新体操)レポート③

報告者:

2015年ユニバーシアード新体操大会レポート(光州)3日目 2015年7月13日
記載者 高橋 衣代

「新体操団体 種目別 フープ&クラブ 銀メダル獲得!!」
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ユニバーシアード新体操もいよいよ最終日。個人はフープ、ボール、クラブ、リボン各種目の上位8位までの選手が出場、団体は5ケ国の参加によりリボン5とフープ2+クラブ6の種目別決勝競技会が行われた。

【個人競技】
個人フープの種目では地元韓国のSON選手が伸びやかに曲に調和した確実な演技で18.300点1位、続いてロシアのTITUVA選手がミスのない正確な難度、多様性のある手具の受けなど巧みな手具操作を見せて2位を獲得、3位はベラルーシのSTANIOUTA選手、

日本の早川さくら選手(イオン/日本女子体育大学)は落ち着きのあるダイナミックな演技でミスなく17.40点をマークして6位となった。

ボールはウクライナのRIZATDINOVA 選手が曲想に合った表現力あふれる演技で18.100点を獲得したが、2位韓国の選手が確実な難度、マステリー、DERを次々と決めて18.250点で1位となった。ロシアのTITUVA選手が3位となり、日本の早川さくら選手は7位と健闘した。

クラブでは韓国のSON選手が落下ミスにより2位。リボンでも結び目ができるミスがあり、2位となった。ウクライナのRIZATDINOVA選手が曲に合った個性的な演技で次々とマステリーを決めて1位。

リボンではベラルーシのSTANIOUTA選手が見事なリボンの操作を華麗な動きと共に見せて優勝した。日本の早川さくら選手は前半ダイナミックな演技でしたが、落下ミスがあり6位となった。今後ドイツの世界選手権大会に向けて益々の成長を期待している。

【団体競技】リボン5
ロシアがスピード感あふれる連携、難度も正確に実施、ミスは1か所にとどめて優勝した。2位はウクライナ、変化のある連携や多様性のある交換などの構成で挑んだが、移動のミスなどがあり惜しくも2位。3位はフィンランド、交換の移動や、団体同時性の欠如が見られましたが、健闘して3位を獲得した。日本(東京女子体育大学)は最初の3本投げは成功しましたが、後半の交換で落下ミスがあり、連携や、動きの良さが見せられずに惜しくも4位となり、課題が残った。

【団体競技】 フープ2&クラブ6
ウクライナが独特でモダンな動きではじまり、つぎつぎと変化のある連携を成功させ、難度も確実に実施、団体同時性、芸術性もある演技で優勝。日本(東京女子体育大学)が安定した演技で、交換、連携も確実に実施することができてロシアを抜いて2位となり、今回初めての銀メダルを獲得した。ロシアはミスが重なり3位。

日本の選手は大会本番にミスなく確実に実施することが課題であると感じた大会であった。大学生のユニバーシアード大会も益々レベルアップしてきているので、日本の大学生もこれから技術面とメンタル面を鍛えて世界で活躍してほしいと期待している。

※大会結果
レポート①
レポート②

高橋衣代