W杯イスラエル新体操国際現地レポート2
現地8月27日、W杯テルアビブ大会の団体種目別決勝が行われた。
<ボール>
試技順一番で登場したのはベラルーシ。若干キャッチに移動があったが、全体的な出来は良く、27.950と高得点を得た。
続くドイツは珍しくボールを落下したと思ったら、技が続いているために次々とボールが落下してしまった。25.950
総合で優勝したロシアは、D2をやらない箇所はあったが、非常に大きな伸びやかな演技で28.675。
中国もほぼミスがなく26.250。
イスラエルはラストに乱れたかのように見えたが、27.225。
スイスはキャッチに移動があり、26.350。
そして7番目に登場した日本(フェアリージャパンPOLA)は、やはりキャッチに移動があったが、ボールを片手でキャッチしようとする姿勢はどの国よりも高く、また総合の時よりエネルギーが感じられ26.650。
ラストのフランスは、前半良い演技を続けていたが、中盤でボールが転がり、そこから難度が遅れ、交換で落下。後半でリズムが乱れて25.300。
1位ロシア
2位ベラルーシ
3位イスラエル
4位日本
5位スイス
6位中国
7位ドイツ
8位フランス
<リボン&フープ>
スイスは連係前にリボンが落下。連係が乱れて25.475。
ポーランドはリスクでリボンを落下。その後交換で落下し、連係にも大きな乱れが生じて25.000。
ベラルーシはリボンとフープがからむミスがあったが27.375。
イスラエルは交換でフープが落下。27.025。
中国は交換でフープを落下。リボンとフープが絡んで連係が乱れたり、リボンの不正確なキャッチが数度あったりで、最初から最後までリズムがつかめず25.400。
ドイツはキャッチに移動があり、26.475。
ロシアは最後の連係でフープがワンバウンドしたが、他の場面でもミスしそうになるところをうまく処理して28.000。
試技順ラストの日本は、ほぼミスのない演技。ボールと同じようにエネルギーのある演技で26.750であった。
1位ロシア
2位ベラルーシ
3位イスラエル
4位日本
5位ドイツ
6位スイス
7位中国
8位ポーランド
この大会日本は、4回の演技を通じて大きなミスがなく、そしてエネルギッシュな演技を見せることができた。種目別はともに4位であったが、ひいき目に見れば3位でもおかしくない出来映えであった。
芸術点は9点台に乗り、実施も最高8.950と、もう少しで9点台。あとは難度点が低いものがあるので、難度の変更、手具操作の明確化を図れば、よりステップアップできるであろう。
フェアリージャパンPOLAはこのあと、合宿先のサンクトペテルブルグに戻り、その後W杯タシケント大会に出場する。