W杯ロシア新体操国際2日目現地レポート

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 24日、W杯ニジニノボゴロド大会最終日、団体種目別決勝が開催された。
 日本はボールの試技順一番で登場。キャッチでの若干の移動はあったものの、昨日より動きが良く、ほぼミスのない演技を見せた。得点も26.950と、チーム最高得点記録を更新した。
 続くロシアも動きの堅さはなく、前日よりエネルギッシュな演技をしていたが、一番不安定なボールの足転がしで場外。前日はうまくカバーできたが、今日は大きなミスとなってしまった。得点は27.450。
 アゼルバイジャンはほぼミスなくこなしていたが、ラストの座、視野外、足キャッチで落下。こぼれたボールを他の選手が受け、どうにか手具なしでの減点は免れたが25.750。
 ドイツは座でのキャッチで落下。その後も小さな落下があり、26.450。
 イスラエルはラスト間際に落下したようにも見えたがうまくカバーし、27.300。
順位は
1位ロシア、2位イスラエル、3位日本で、日本は銅メダルを獲得した。
 リボン&フープは、1番に登場したイスラエルがほぼミスのない演技を見せた。キャッチにも移動がなく、27.125。
 ロシアも危なっかしい箇所は何カ所もあったがどうにかしのぎ、28.625。
 続く日本は、パンシェターンでくずれた点、投げ受けに移動してうまく処理している点があったが、落下ミスはなく26.775。
 アゼルバイジャンは、空中での手具の接触による落下が2度あって24.950。難度の精度も非常に悪いと思った。
 ドイツは後半少し乱れたが、落下ミスはなく26.800.
順位は
 1位ロシア
 2位イスラエル
 3位ドイツ
 4位日本
0.025の差で日本はメダルを逃した。
 日本とイスラエルやドイツの差は、いまのところ、投げ受けの正確さと作品を見せる余裕であろう。ボールの片手での受けや美しさは日本が上であるが、待っているところに正確に手具が飛んでいく点、余裕を持って演技している点はイスラエルやドイツが上である。日本はまだ必死でこなしている感がある。
 それでも中堅国トップ争いを十分にやれるところまできた。このまま中堅国がしのぎを削っていけば、ロシア、イタリア、ベラルーシの3強との差もじりじりと詰まって行くに違いない。
 ここにきて大きなステップアップができた日本であるが、より一層のぼっていけるよう努力していきたい。
追記:スイスはメンバーの故障のためキケンした。