新体操W杯ミンスク大会フープで銀メダル

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 23日、W杯ミンスク大会種目別決勝がベラルーシ・ミンスクで行われた。
 日本(フェアリージャパンPOLA)は、試技順2番で登場したフープの種目では、ほぼミスのない演技。連係時のキャッチで、若干の移動はあったが、交換時は安定しており、最後までエネルギッシュな演技で、銀メダルを獲得した。
 強豪ロシアは、投げを足蹴りで返す箇所で大きく乱れ、直後の連係の転がしで場外。その後もばらつき感はとれずに3位となった。
 1位はベラルーシ。投げの乱れなどはあったが、底力での勝利であった。
 リボン&ロープは、どの国もミスが多く、一番ミスが少なかったイスラエルが3位となった。
 1位はベラルーシであるが、途中手具が足にからまり、膝から着地して転び、そのあとも落下があるなど、後半ばらついた。ラストも曲に合わず、1位ではあったが出来は悪かった。
 2位のロシアも、途中リボンとロープがからまり、動きを中断。どちらもひも状、帯状という、この組み合わせの難しさを感じるが、逆に言えば、日本にもロシアやベラルーシの上へ行けるチャンスはあるということ。
 しかしながら日本も、投げが乱れた箇所はうまくカバーしたにもかかわらず、交換で手元に来た手具を2度落とし、二つの交換がなくなった。ラストも、ポーズしたときにリボンが場外。イージーミスが非常に大きな影響を及ぼす格好となった。今後は0.1、0.2の勝負となっていくので、このあたりの執着心を求めていきたい。
 結果的に日本は5位だった。
 総合評価としては、日本の力はだいぶ認められたと言えよう。大きなミスがなければ26点台にポンッと乗るようになった。各国の評価も高く、良いチームになってきたと思う。
 ただミスが出れば、どの国もすぐさま下位に落ちていくという状況に変わりはない。
 日本はここからリフト時に工夫をすることと、引き続き難度の精度、投げの精度を上げることが課題。D・A・Eの各カテゴリーで9.000を出すことは難しいことであるが、それをめざしていきたいと思う。
 日本チームは明日はサンクトペテルブルグに行き、長期合宿に入る。
■種目別フープ
 1位 BLR 27.875
 2位 JPN 26.450
 3位 RUS 26.350
■種目別リボン&ロープ
 1位 BLR 26.600
 2位 RUS 26.225
 3位 ISR 26.050
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 5位 JPN 25.500