2019年度新体操女子9ブロックU-12研修会・選抜合宿(終了報告)

この研修会兼合宿は、日本スポーツ振興センターくじ助成金を受けて実施しています。

◆9ブロックU-12研修会 写真
北海道 11/30-12/1 指導者25名、選手146名
東北  12/25-26  指導者26名、選手60名
関東  12/27-28  指導者95名、選手186名
北信越 11/23-24  指導者52名、選手96名
東海   9/14-15   指導者33名、選88名
近畿  11/23-24  指導者57名、選手125名
中国  11/30-12/1 指導者25名、選手81名
四国  12/7-8      指導者31名、選手98名
九州  11/9-10    指導者57名、選手121名

全体的に選手の基礎事項習得レベルは良好である。股関節の可動域が広い選手もみられ、柔軟性の面で素養のある選手が多かった。昨年度の内容を練習してきている選手も多く基礎を大切に練習しているのが伝わってきたが、競技の演技になると高難度を求めて身体を歪ませて使ってしまう様子が所々見られ、県ごとの身体の資質レベルに差が見られた。年齢と能力に合わせた内容を選択していく必要があると感じた。手具操作の習得レベルが全体的に高かった。

 

◆9ブロック選抜U-12合宿(愛媛県・ウェルピア伊予) 写真
2/1-2 指導者21名、選手23名

各ブロックにて選出された選手を集めてこの年代に必要な基礎を中心とした内容を提供し、更に指導者の視点、資質の向上を図れるように実施。バレンティナ先生によるブルガリア民謡のステップに合わせて手具操作を行う、新しいトレーニングであった。ブルガリアの5つの地域のステップを、5種目を通して学ぶことができる。現在の新体操のルールでは、手具操作の巧みさが要求されているが、近年手具操作に追われて踊れなくなっているように感じる。バレンティナ先生のプログラムは、ブルガリアのステップを習得しながら手具操作を行うものであり、この年代での習得や実践がとても好ましいと感じた。コーディネーショントレーニングと同じ効果も期待できる。全体的に選手の基礎事項習得レベルは良好であるが、優秀なタレント発掘、育成の為にはさらに指導者の視点と資質を向上していく必要があると感じた。