新体操WCバクー大会2023 レポート1
2023年4月21日から23日 アゼルバイジャンにて、WCバクー大会が開催された。
個人55人、団体15ヵ国が参加する今大会には、日本からFJP団体、個人 山田愛乃が出場。
前回のWCソフィア大会から、2週間弱の短い調整期間であったが、個人、団体ともに作品の見直しを行い、D.Aともに評価を上げられるよう練習を積み重ね試合に臨んだ。
大会1日目(4月22日)
●個人総合 前半戦
【山田愛乃】
2種目ともにとても丁寧に、大きなミスなくまとめることが出来た。
上位の選手と比較し、難度のフォームが見えるまでのスピード、また終末が弱々しく流れてしまうため、演技全体を通し曖昧な実施が多いように感じる。
今後、説得力のある実施を目指さなければ、点数を上げることは厳しい。しかし逆に言えば、スピード感や力強さ、見せる力がついた時に、どのカテゴリーにおいても評価が上がることが期待出来る。
少しずつ成長が見えるからこそ、残り2種目も力強く挑戦的に躍ってもらいたい。
フープ 28.100 (D13.200 A 7.400 E7.500)
ボール 27.150 (D12.100 A7.500 E7.550)
●団体総合 フープ5
メダルを獲得するためにはミスをしないことが絶対条件であったが、序盤から投げ受けの移動が目立ち、少しずつリズムが崩れ始めた。中盤の交換にてそれぞれの投げが不正確になり、選手同士上手く連携が取れずフープが場外に出る大きなミスへと繋がってしまった。
一秒も無駄には出来ない作品となっているため、1つのミスで点数の高い連係が3つも抜ける痛いミスであり、当然のことながらE、Aともに点数を下げる結果となった。
日本の作品は独創的であり、選手たちの能力も決して負けている訳ではない。だからこそ、ミスなく実施し、結果で示す必要がある。
明日は全チームにとってミスが出やすい種目である。最後まで諦めず、日本らしい演技を目指し全力で挑みたい。
フープ 28.950 (D15.600 A7.400 E6.250)
出場選手:鈴木歩佳、竹中七海、稲木李菜子、西本愛実、今岡里奈
プロフィール