新体操W杯ペサロ大会2022レポート3
6月5日 W杯ペサロ大会 レポート3
【個人競技】
・喜田純鈴 選手
フープ、イタリア2選手を終え大盛り上がりの中登場した喜田選手は、応援を味方につけ総合の時より力強い演技を披露した。難度の精度も良くジャンプから直接ローテーションに入るコンバイン難度では、会場からも歓声が湧いた。ラストのRにて真上に投げ上げてしまい予定していたプログラム通りとはいかなかったが、ミスに見せないカバーは流石であった。
今期1番だと言っても良いほど動きに無駄がなく伸びやかなボールの演技は、見ていて気持ちが良く不安に感じる箇所がなかった。点数も今大会最高点を獲得することができ、彼女の自信にも繋がる一日となった。
フープ D 12.6 (Body8.0 App4.6) A 8.20 E 8.40 計 29.200 6位
ボール D 13.7 (Body8.0 App5.7) A 8.05 E 8.60 計 30.350 5位
【団体競技】
スタート、オリジナル複数投げにて落下ミスがあり最後までリズムを取り戻すことが出来なかった。持ち味の綺麗さや繊細さに欠け、2分半を通し投げ受けに追われてしまった印象が残った。
メダルを勝ち取ったチームは、細かいミスはあるものの落下ミスはなく選手全員が作品を演じているのが明確であった。
喜田選手のように疲れている中でも力を発揮出来るのは、国内外問わず何戦も勝ち抜いてきたからこそである。これから強化が必要な若い選手、また団体チームも人前で踊る機会を数多く経験し、力を出し切る術を身につけていかなければならない。その為にも目標を明確に定め、日々の練習から納得のいく妥協のない一日いちにちを過ごしていく必要がある。
リボン3ボール2 D 11.60 (Body6.1 App5.5) A 7.5 E 5.85 計 24.950 7位
出場選手
鈴木歩佳、竹中七海、稲木李菜子、生野風花、中村知花