新体操W杯ペサロ大会2022レポート2

報告者:新体操強化本部長 村田由香里

6月4日 W杯ペサロ大会 レポート2

【個人競技】
・喜田純鈴 選手
試技順一番のクラブでは若干緊張が感じられる演技であったが、多少のズレもそつなく対応し大きなミスなく最後まで踊りきることが出来た。難度の精度がやや欠けたように思うが、Dの得点が厳しかったように感じる。
全体を通して動きの切れがあるリボンであったが、最後のRにて投げが大きくなり場外に落下してのラストとなった。それまでの演技内容がよかっただけに大変悔やまれるミスではあるが、観客の皆さんから温かい歓声が湧き海外でも認めてもらえる選手になったことを実感出来る一幕となった。

今後、難度の精度を磨くことはもちろんのこと、彼女の洗練された綺麗な動きの中に曲調を生かしたインパクトある動きや音と合ったDAを入れることで、入賞圏内がより確実になるであろう。

クラブ D 12.10 (Body7.7 App4.4) A 7.85 E 8.10 計 28.050
リボン D 10.70 (Body7.4 App3.3) A 7.95 E 7.20 P0.30 計 25.550
個人総合 15位

【団体競技】
どの国も大きいミスが続く中、ラストを飾る日本は前日のミスが嘘のようにエネルギッシュな演技を披露することが出来た。中盤ローテーションにおいてリボンの裾が足元に巻き付きWが抜けてしまうミスがあったものの、多少のずれも全員でカバーし落下なしの演技を実施することができた。リボン3ボール2ではイタリアに次いで2位となり、試合をこなす度に何かを得て成長する選手たちの姿は大変力強く見えた。

両種目1位のイタリアは、2種目ともに大きなミスがなく演技全体を通して選手一人一人が演じている迫力を感じる。早くこの域に達し、日本独自の世界観が魅せられるよう様々な経験を積んでいきたいと思う。

リボン3ボール2 D 14.20 (Body6.5 App7.7) A 8.10 E 7.60 計 29.90
団体総合5位

出場選手
鈴木歩佳、竹中七海、稲木李菜子、生野風花、中村知花

 

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