第73回全日本新体操選手権(女子レポート)
報告者:日本体操協会 藤野朱美
【女子レポート】
1日目にフープ/ボール、2日目にクラブ/リボンの競技が行われた。
今回の大会は、個人総合で獲得した得点が種目別の得点に適応され順位が決定した。
特別強化選手の喜田純鈴選手(エンジェルRGカガワ日中/国士舘大学)が個人総合、種目別と完全優勝を果たした。1日目ミスが生じたが、ミスがあっても20点台をキープした。演技の内容と質が上がったからこその評価である。2日目は伸びやかでダイナミック、強さの中にしなやかさを感じる演技であった。喜田選手の個性を発揮した演技を披露した。少し乱れても直ぐに修正し、ミスに繋げず成長した姿を見せた。
「練習では常に試合を意識して、緊張感を持ちミスをしてもどうすればいいかを考え、耐える事を積み重ねてきた。その成果が出たと思う。」と笑顔でインタビューに答えた。
【山﨑浩子強化本部長コメント>
喜田選手は今回成長した姿を見せた。
ダイナミックで踊り心を感じる演技で、失敗はあったが、表現力が出てきて大人になった。
練習の仕方が良くなり、彼女自身の目標、目的を持って取り組んでいるのだろうと思う。
喜田選手のみならず、自粛期間を経て参加選手全員が今のベストで演技を披露した。
新体操を通して、困難にも負けず、ルールを守り、今できる事を頑張り抜く精神に勇気づけられた。
明日、22日は団体競技が行われる。
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