2018アジア・アジアジュニア新体操選手権大会レポート4
<ジュニア種目別決勝>
フープ・・・フープには山田選手が出場しました。フープを転がしながら受けるADで、フープがもぐり回転の脚に当たってしまい、場外に蹴ってしまいました。素早く予備手具を使ってあとはミスなく演技を続けるもミスが響いて11.65で第7位でした。
ボール・・・ボールには山田選手と前田選手が出場しました。6番目に登場した山田選手はリスクの足キャッチで手が出てしまいましたが、あとは先ほどのミスを忘れさせるような出来で13.60。次に前田選手が登場、国別対抗の時よりさらに丁寧に確実に演じ切りました。ローテーションの軸も良く、3回転のカウントが出来る出来栄えでした。得点は14.40という高得点を獲得し、この種目で見事銀メダルを獲得しました。
クラブ・・・クラブには山田選手が出場しました。リスクやADの受けで移動があり、全体的にもたついた印象でした。得点は13.30で第7位でした。
リボン・・・山田選手最後の種目は、最初の動き出しで結び目が出来、すぐほどいて演技を続けましたが、全体的にリボンが身体に近いように感じました。得点は12.30で第4位で銅メダルまであと一歩のところでした。
<ジュニア団体種目別決勝②クラブ>
今日は昨日の反省を生かして、ウォーミングアップから自分たちの練習に集中していい確認から試合に向かうことが出来ました。しかし昨日も今日も試技順1番でしたが、いつも前の競技が遅れすぎるうえに、間に休憩が入るのか否か、ギリギリまでわからず、調整が非常に難しかったです。今日も招集係からは15分の休憩が入ると聞いていたのですが、個人が終わるとすぐに団体競技の開始になり、入りは少しばたつきましたが、移動や無駄な動きのない通しをしていましたが、パンシェターンで一人の選手が崩れ、何とか転ばないように持ちこたえましたが、ノーカウントで大きな実施減点となりました。またリスクも一人の選手が落ちてくるクラブを手で押さえたため、落下ミスでノーカウントとなってしまいました。得点は14.85で第3位となりました。
<シニア団体種目別決勝②ボール・ロープ>
交換が少し乱れたり、身体難度があいまいな部分はありましたが、全体的にはこらえてしっかり踊り切りました。少し両手が出ているところが多いと感じましたが、得点は16.40で、16.85の中国に次いで第2位、銀メダルを獲得しました。
<シニア種目別決勝>
フープ・・・日本から古井選手が出場しました。昨日バランスを崩した難度はしっかりと決め、のびやかに演技をしました。途中リスクの距離が足りず、回転をやめて対処しましたが、全体的にはクリアーな演技でした。得点は14.00でした。(リザルトが出ていないため順位不明)
クラブ・・・日本からは大岩選手が出場しました。ADの足投げで危ない箇所はありましたが、クラブは今日もいい演技が出来、15.00に乗せることが出来ました。(順位不明)
リボン・・・日本からは大岩選手、河崎選手が出場しました。まず初めてに登場したのは大岩選手。前方ブリッジをしながらリボンを描くADで結び目ができ、すぐにほどいて演技を再開しましたが、難度の大きさも良かっただけに残念でしたが、得点は13.45とリボンにしてまずまずの得点で最終第4位となり、メダルまであと一歩のところまで上がってきました。
続いて登場した河崎選手は、最初のパンシェターンの開脚度が足りずに、少し崩れかけましたが大きな乱れにはならず。その後転がしのADでその場の落下ミスが出てしまいましたが、河崎選手らしいダイナミックな演技を繰り広げました。得点は13,00でした。(順位不明)
本日で4日間の試合が終わりました。カザフスタンやウズベキスタンはもちろんのこと、今まで下位だった韓国やマレーシアがロシアコーチの力を借り、非常に伸びてきていました。今後日本の選手が上位に食い込んでいくためには、ADの数を増やすこと、ローテーションの回転数を増やすことを目指し、D得点アップを図らなければならないと強く感じました。