Chacott CHAMPIONSHIPS第35回全日本ジュニア新体操選手権大会(男子個人)レポート
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【男子個人総合】写真
男子個人の優勝者は、すでに全日本新体操ユースチャンピオンシップで全日本選手権大会の出場権利を獲得している国士館ジュニアRGの森谷祐夢選手がスティック、リング、ロープの三種目で1位、クラブで2位。そして総合で初優勝を果たした。森谷選手は、小柄ではあるが、身体の一つひとつを非常に大きく、扱っており、手具との一体化もできていて、全日本選手権大会でもシニア選手と比べても四種目とも遜色ない演技であった。最終種目のクラブ(2位)で落下のミスが出てしまったのは残念だったが、全日本選手権大会に向けて、四種目をノーミスで演技しきれる力をつけてきていただきたい。
準優勝は、華舞翔新体操倶楽部の田中涼介選手。ジュニアとしては体ができていて、大きな演技であった。技においても、派手さはないが、堅実に確実に処理していて、落ち着いた演技を見ることができた。ロープでのミスが目立ったが、ジュニア全体でロープのミスは多かったので、ジュニアの鬼門となっていた。
3位は、広島ジムフレンズの東本侑也選手。この選手も田中選手同様大きな体をしっかりと使っていて、動きや手具操作の強弱が上手く、フロアー面の使用もダイナミックに演じていた。基本を忠実に実施されていて、将来が楽しみな選手。
男子個人の全日本ジュニアとしては、ロープにおいては、まだまだ扱いが未熟な面が見えたが、入賞した8名だけでなく、半分くらいまでは、僅差での争いとなり、一つのミスで順位が大きく変わっていた。
全日本選手権大会に通過した選手は是非、シニア選手を脅かす演技をしてもらいたい。
男子新体操委員会