2012 全日本選手権 スティック 木村功
大学生時代は何度もファイナリストとして決勝に残った選手。
卒業後はパフォーマーの仕事を経て現在では指導者として教鞭を握っている。
教師本来の業務に加え全国レベルのチームのコーチをしながら自分の演技を仕上げる事は困難を極める。
そのハンディを乗り越えて挑んだ今年の全日本選手権大会。
Photo by Terumi Watanabe
基本的な演技構成は大学生の頃からは大きく変わっていないが
社会人になって さらに演技の動きや「間」のとり方に深みが増したように感じられる。
特に注目スべきは出身である花園大学:野田光太郎 監督ゆずりの緩急の付け方である。
静かにゆっくり動いているようで瞬発的に激しい動きをしたかと思えば完全に静止したりと
これらのメリハリが 演技に深みを与える。
Photo by Terumi Watanabe
スティックの演技は切なくも力強いピアノのメロディの中 淡々と演技がこなされていくが
静かな曲調とは対照的に中に盛り込まれている手具操作はかなり高度かつリスキーなものが多い
Photo by Terumi Watanabe
最後は自分の前に水平に出したスティックをそのまま無回転で後ろに投げ 視野外にて投げた腕とは別のでつかむ技
Photo by Terumi Watanabe
音楽と同調して「フワ…」と事も無げに行なっているが、
演技の最終局面でこれだけリスクの高い技を行い成功させてしまう技術力と精神力は
学生とはまた違った緊張感のあるプロパフォーマーとしての経験からだろうか
決勝では見事3種目を制覇という成績で今年の全日本を終えた
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■動画URL↓
https://www.jpn-gym.or.jp/goods/video/2012/rnat/04/index.html