2017新体操チャレンジ杯ドイツ大会レポート1

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【大会初日】 大会情報・結果へ
新体操WCCベルリン大会(ドイツ)は、7月7日に開幕した。
日本からは個人競技に喜田純鈴、柴山瑠莉子が出場した。(団体競技は不参加)
《個人総合前半》
喜田はフープの種目から。中盤の、転回しながら脚でフープを蹴るAD(加点の可能性のある手具操作)で落下。場外に出たため、大きなミスとなってしまった。しかし、後半は持ち直してD7.800 E7.450 場外減点0.6 計14.650
ボールはなんとかしのぎ、D7.400 E7.800 計15.200
落下ミスはなかったが、アジア選手権のときと比較するとBD(身体難度)が多少甘くなっていたように思う。
柴山はフープでは大きなミスを回避し、なめらかな演技を見せた。
D6.900 E8.350 計15.250
ボールは、転回しながらボールを足で蹴る際に乱れ、少し走ってキャッチ。ころがしのADでも多少乱れてD7.200 E7.600 計14.800
個人競技には41人が出場し、柴山が現在13位、喜田が15位。
喜田はボールで、種目別決勝進出を決めた。
現在1位はベラルーシのHalkina。2種目とも大きなミスはなく、流れの良い情感のこもった演技をした。フープ18.400、ボール17.550
2位はロシアのSELEZNEVA。BDもADもクリアであった。フープ17.250、ボール18.150。
ベラルーシ期待のHARNASKOは、フープの出だしで落下し、大きく場外。
ボールでもR(リスク=手具を投げ2回転以上の転回を行う)やADで落下、ラストのRでも落下して、手具なしで演技を終えてしまった。
フープ14.100、ボール12.500
個人競技はどの国の選手も落下ミスが多く、場外まで手具をとりにいくケースが何度も見られた。ADやRを多く入れていることも要因であろうが、多く入れないと難度点が上がっていかないため、とにかく熟練度を増していくことが重要である。
《団体総合前半》
日本は不参加であり、出場国数も8ヵ国と少ないため、優勝争いはロシア、ウクライナ、ベラルーシに絞られている状況。
団体競技の方はどの国も落下ミスが少なく、予想どおりロシア、ウクライナ、ベラルーシの順で前半を折り返した。
3ヵ国とも難度点は10.000。実施勝負でロシアが18.700、ウクライナが18.500、ベラルーシが18.400となっているが、僅差であるため、明日のロープ&ボールの出来如何で順位が入れ替わることもあるだろう。
明日は個人総合後半、団体総合後半が行われる。