第28回ユニバーシアード(新体操)レポート①
2015年ユニバーシアード新体操大会レポート(光州)1日目 2015年7月11日
2015年7月11日~13日に世界の大学生のスポーツの祭典、ユニバーシアード競技大会が、韓国、GWANGJUで開催された。個人Aグループ、Bグループに分かれ、アルゼンチン、ベラルーシ、イタリア、マレーシア中国、日本など27か国から個人選手、37名が参加。団体は日本、フィンランド、中国、ウクライナ、ロシアの5ヶ参加国5チームが熱い戦いを繰り広げられた。
【個人競技】
ボールとフープの2種目の結果、韓国のSON選手が地元の熱い声援を受け、曲にぴったりと合った動き、正確なマステリーを実施して、2種目ともにミスなくまとめ構成、実施ともに9点台をマークして暫定1位を獲得。
2位はウクライナのRIZATD選手がピボットの回転数が多く正確に実施、ダイナミックなマステリーを成功させて2位となり、3位がベラルーシのSTANIOUTA選手がベテランの技術の高さを見せ、投げの連続で少し移動があったが良く決めた。
日本の早川さくら選手(イオン/日本女子体育大学)は17.30点ミスなく流れのある堂々とした演技、ラストのマステリーは手具を大きく操作見事な演技を見せて7位となった。三上真穂選手(東京女子体育大学)はボールの演技で、初めのマステリーも決め、なめらかな難度も決めていたが、最後のマステリーでミスして手具無しで終了し16位。
選手たちは果敢にチャレンジする選手も多く手具無しで終わるものも出た。音楽との不一致が多く、曲に合った有効なステップが少なかったと感じた。
新体操の魅力である曲との調和や、芸術性も演技に生かされることを明日に期待したい。
【団体競技】
今日はリボン5の種目。ロシアはビバルディの四季の合わせて、見事なステップ、確実な難度の実施を見せた。交換で多少の移動や、不揃いな部分はあったが、リボンの操作は抜群。連携や、難度の確実さで16.550点をマークして暫定1位、ウクライナが、前半で1回の落下ミスがあったが、挽回して難度の全員そろった確実な実施、連携などを見せ場を成功させ2位となった。日本は最初の3本投げが足に絡まりミスその後は取り戻して交換は成功したが、個人の落下ミスがあり、演技の魅力を発揮できなかったため4位。3位はフィンランド14.800点を獲得。明日は確実な演技を期待したい。
記載者 高橋 衣代