ギリシャ新体操国際レポート
3月26日、ギリシャ・カラマタにおいてW杯カラマタ大会の一日目が開催された。
団体競技はフープ5。8カ国が出場しているが、すべて強豪国である(ロシアはナショナルではなく別のチーム)。
日本は4番めに出場したが、他の国がヨーロッパ選手権前でほぼノーミスで演技する中、リスク系の連係を3つミスし、交換時も一度投げが乱れてまったく良いところなしであった。そのうちの1回は、投げてリフトの下をくぐる前転で、投げたフープがリフトのフープに当たり、大場外。戦う前に自滅していった感がある。
1位:ベラルーシ D9.125 A9.350 E8.900 27.375
2位:イタリア D9.250 A9.350 E8.750 27.350
3位:アゼルバイジャン D8.750 A9.200 E8.300 26.250
4位:ブルガリア D8.350 A9.050 E8.650 26.050
5位:イスラエル D8.500 A9.000 E8.550 26.050
6位:ギリシャ D8.600 A8.950 E8.250 25.800
7位:ロシア D8.175 A8.500 E7.950 P0.050 24.575
8位:日本 D7.650 A8.350 E7.200 P0.400 22.800
もう26点台の争いになっている。アゼルバイジャンはどの大会でもAを9点に乗せてきていて、造りはブルガリアよりいい印象。
ブルガリアはメンバーを大幅に入れ替えており、昨年のようなブルガリアらしさというのはあまり出ていない感じである。
ベラルーシは三重のメンバーとほぼ一緒、イタリアも中心人物は多く残っている。イタリアの作品は相変わらずスピーディーで、正確な投げに裏打ちされる連係も見事である。
イスラエルも相変わらず手堅く演技しているし、ギリシャはさほど身体能力は高くないが、試合での集中力は地元の声援を受けて大きかった。
身体能力としては日本は上位に位置する。アゼルバイジャンやイスラエル、ブルガリや、ギリシャよりもむしろ上に感じられるが、あとはどのように見せられるか。試合直前に選手のケガでメンバーを入れ替えたが、そういったアクシデントにまだまだ弱いし、本番での自信の持ちようが少なすぎる。
今後、経験とどん欲さを増していきたい。
今日はリボン&ロープを行い、団体総合順位が決定する。