ベラルーシ新体操国際レポート2
23日、種目別選手権も終了。
日本はフープで試技順1番。落下ミスはなかったが、交換でフープ同士がぶつかり、移動してキャッチするミスが出て25.35(7位)。
試技順2番のロシアは総合の時と比べて非常に安定感があり、ほぼノーミスの出来で27.55の得点をたたきだした。
アゼルバイジャン、イスラエル、スペインもほぼミスのない演技で日本より上位に食い込んだ。
ベラルーシはフープを2度落下。D2もだいぶ欠けたように見えたが26.6の得点で3位。
イタリアは難度は見えにくいが落下ミスはなく、26.80で2位となった。
リボン&ロープはイスラエルがミスのない演技で25.70。
ベラルーシは細かいミスはあったが、どうにかしのいで27.45で2位。
ロシアはキャッチに移動が見られたが、27.60でトップに立った。
イタリアは2回手具を落下。あまり良い出来ではなかったが26.40。
スペインは最初にリボンを落下してしまったが、後半はのびやかに演技して、26.05。
試技順最後の日本は前半非常に良かったが、中盤の交換でキャッチが不正確になり、その後細かいミスが出て、25.60で6位。残念ながら上位国をおびやかすまでにはいたらなかった。しかしながらミスが出ても25点台に乗せられたのは収穫である。以前より、非常に見やすくなったと審判からの評価も高く、今後、安定感とパワーを増していきたいところである。
個人はロシアのカナエバの圧勝。個人総合と種目別のすべてで優勝した。しかし、キレという点では、ベラルーシのスタニュータがすばらしく、今後の伸びが期待される。またロシアのコンダコバも安定感のあるピボットやキレのある動きを見せ、世界選手権ではカナエバの対抗馬となるであろう。
個人総合もファイナルももう26点台をとらなければどうにもならないという感じである。今回出場していない日本選手も、せめて25点台がとれるよう、安定感を増していかなければならない。