全日本新体操ユース女子レポート
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前半2種目が終了時点で、実質的には個人総合8位までに入っている選手によって決勝での上位争いが展開された。上位入賞の選手の結果に関しては 身体的能力・手具操作・表現力・個性などの点から見て大きな差はないが、順当であったと思う。
徒手能力に関しては穴久保選手、中津選手、横山選手、安本選手らが高い能力を持っている。しかし、手具操作能力でみると横山選手に優れたものがあった。
表現力と個性は中津選手が他の選手よりも豊かであった。また、まだ手具操作は未熟であるが、身体的能力・容姿に優れている小西選手は今後、基礎能力をさらに強化することによってその将来を期待できる。
上位には入らなかったものの、高田選手は今後の強化によっては大きく成長する期待の持てる部分が多く感じられた。
優勝した穴久保選手は、演技中の表現力に磨きをかけ、ミスを恐れず一つ一つの演技のイメージをもっと明確に表現すること、そしてまた、手具の投げうけにおける操作を堂々と自信を持って演じることができるようになれば、昨年に引退した村田・横地に続く選手として大いに期待できる。
女子入賞選手
写真提供 竹内里摩子