スポーツ選手活用体力向上事業報告:東京都

■講師 笹田弥生
■場所 葛飾区立北野小学校
■期日 平成23年6月23日(木)
■対象 小学5年生 83名、小学6年生 84名
■趣旨 
①本校は、平成23年度葛飾区教育委員会推進モデル校(健康教育)の指定を受け、全学年で「新体力テスト」の実施、「体力・運動の記録」を取り入れること、外遊びの励行等、実践的に体力の向上に取り組んでいる。
②本事業を通して、運動好きの児童を増やすとともに、体育の授業を充実させ、日常的に運動に親しむ態度を育てていきたい。
■事業内容(プログラム)の紹介 
 当初1時間40分の時間で5.6年生2学年合同で160名余りの実技をする予定であったが、短くても待ち時間などを考慮して、事前に学年ごと同じ内容で45分づつ2回行う計画にしていた。
 講話 「体を動かす楽しさ」について
 準備運動 柔軟をチェックする簡単なその場で出来るもの。カエルの足たたき、カエル倒立など
 マット運動 5年生には跳び箱1段、6年生には2段を置き、高バイになる四つん這いの移動から始めた。跳び箱の部分では、ゆりかごを行ったり高低差を利用して前転のバリエーションを挑戦した。接転系で両手を使って体を支える、回転することで体幹を強くするなど、高低差を利用することで回転も簡単に挑戦できることを経験してもらった。
 支える力が付くと倒立へは簡単に応用できることを側転を通じて紹介した。最後に置いてある跳び箱で開脚とびを全員で行った。
■報告・感想 
 簡単な実技でしかも時間が少なく、器械運動の発展段階を十分に説明出来なった感もあるが、子供たち先生方にはいつもはやったことのない細かい段階を経験できて喜んでもらえた。参加生徒の中には、苦手意識が強く途中で抜けてしまう子も見られたが、挑戦してみて初めて「出来たあ!」と声を上げた子などもいた。小学5,6年生の高学年の体験であったが、体が大きくなりすでに器械運動が億劫なような子供もいたが、普段出来なかった日常にない運動体験で動くことの楽しさを少しでも感じてもらえたら嬉しいことである。