スポーツ選手活用体力向上事業報告:東京都
■講師 笹田弥生
■場所 三鷹市立第四小学校
■期日 平成23年6月21日(火)
■対象 小学6年生 81名
■趣旨
昨年度、本校では「児童が運動の特性にふれた楽しさを味わう体育学習」というテーマのもと、体育科という教科を通して研究を進める中で、児童に体を動かすことの楽しさを味わわせるとともに、児童の体力の向上を図ってきた。今年度はさらに、総合的な学習の時間にまで研究の幅を広げ、自分の健康や体力に関心をもち主体的に取り組める児童を育てようと考えている。この事業における、トップアスリートと出会いや本物体験が、その大きなきっかけの一つとなることを期待している。
■事業内容(プログラム)の紹介
講話「運動の楽しさ」について(20分) 6年生ということもあり、同じ頃の自身がスポーツを通じての将来の夢を持ち、体操競技に取り組んでいた実情を話した。子供の頃の学校での休み時間の使い方、運動遊びの工夫などを紹介した。
実技教室(60分)「マット、跳び箱2段を利用して」
準備運動にて、足首、前屈などの簡単な柔軟力をみた。両手をしっかり床に着けるようにカエル倒立、カエルの足たたき等倒立につながる予備運動を行った。
マットに跳び箱2段を置き、障害物で高低差を使用した前・後転、台上前転、側転を行った。跳び箱の開脚とび・台上前転の導入も行った。
給食懇談(終了後)
■報告・感想
6年生80名余りで人数的には一斉指導は多いかと思われたが、全員の行動がてきぱきとし、課題運動の趣旨もよく聞いてくれたので、接転系の運動から倒立系の運動まで段階を追ってじっくり行うことが出来た。本来低学年で行う予備運動等からの練習で、頭と体の両方で理解して取り組んでもらえ、いつもより体も良く動き、倒立が行き過ぎてしまったりした嬉しい失敗も見られた。