トップアスリート派遣指導事業報告(静岡・東京・佐賀)

 この事業を通して、準備運動や柔軟体操の必要性、体を動かすことの楽しさを伝えると同時に、専門である体操競技(マット・跳び箱・鉄棒)において正しいやり方で運動を行うことの大切さを伝えている。
 小学校を訪問した際に“体操を習っている人”と質問をしますが、なかなか体操教室に通っている子供に出会うことが出来ません。
 次に“体操を習いたいと思いますか”という質問には何人かの手が挙がるので、子供たちに理由を聞くと、“近くに体操教室がない”“ちょっと怖そうだから”といった答えが返ってきた。
 この事業を通して、体操教室を体験してもらい“体操が思っていたより簡単だ”と少しでも体操に対する苦手意識がなくなれば幸いである。
 平成20年9月12日に静岡県浜岡東小学校、19日に東京都花の木小学校、26日に佐賀県千代田東部小学校に訪問した。
 はじめに、全校生徒を対象に体操を通して学んだことやオリンピックの話をし、実際に小学校で行う運動を中心に演技を見せながら説明をする。時には、日頃身近に接している先生方にも協力してもらい一緒になってデモンストレーションを行うこともある。
 その後、授業に参加する子供たちに準備運動・柔軟・簡単なトレーニング・マット運動を中心とした基本的動作を指導した。
 また、“できる・できない”は問題ではなく、正しいやり方を一つでもいいので覚えておいてくださいと伝え事業を終了した。
 “楽しかった”といってくれる子供たちと出会えることだけでも、この事業を行う意味があるのだと実感している。
(報告 瀬尾京子)