スポーツ選手活用体力向上事業報告:東京

1)講師 笹田弥生
2)場所 東京都墨田区立小梅小学校体育館
3)期日 平成24年10月22日(月)
4)対象 5学年生 45名、6学年生 46名 計91名
5)趣旨
 本校の児童は、体格は全国平均と差がない。しかし、新体力テストの結果をみると、どの種目も全体的に劣っている。また、校庭が狭く遊び場も限られているため、運動・遊びに対する児童の二極化が進んでいる。トップアスリートから学ぶ機会を得ることで、運動への取り組み意欲の向上が期待される。また、ぜひ狭い体育施設でもできる運動を知ることで、児童の運動の日常化にもつなげていきたい。
6)事業内容(プログラム) 
 10:20~ 開催趣旨説明、講師紹介及びあいさつ
 10:25~ 講話「スポーツの楽しさ」    
 10:40~5学年 実技指導、ウォーミングアップ(リズム体操)
  器械運動で必要な上肢で支えることに慣れる(カエル倒立・足叩き等)
  主運動マット「前転」、跳び箱1段を利用した「後転」「たて向き開脚とび」「台上前転」
 11:25~6学年 実技指導、5年生と同じ流れ
  主運動マットでの段差を跳び箱2段まで挑戦。
 12:200~ 閉会行事
 終了後 6年生の教室にて、給食を一緒にとる
7)報告・感想
 実技指導は体育館が少々狭いこともあり、5年生6年生毎に分けて行った。
 準備運動はリズム体操と、器械運動に必要な基本運動は全員で一斉に行った。前屈系がやはり固く、四つん這い姿勢でのお尻の上げが懸念された。丁寧に上肢で支えることを体験してからマットに入ったので、やるべきこと(支持でお尻を高くする)は注意して実技に取り組めた。高低差をつくり接転系を中心に、ゆりかご等は跳び箱の1段を利用して行った。5年生よりは6年生の方が女の子に体の大きい子が多く、後方系の回転へは苦労していた。回転をきちんと完了するために、お尻を十分に高く上げるよう注意してもらった。
 実技体験は2学年を2つに分けたので十分に動ききれた感じは少なかったが、普段ではできない運動体験に、時には勇気を持って挑戦し、楽しく前・後転をいろんな条件で練習することが出来た。