スポーツ選手活用体力向上事業報告:島根

・講師 瀬尾京子
・場所 出雲市 長浜小学校
・期日 2012年10月4日
・対象 1年40名、2年47名、3年50名、4年52名、5年47名、6年51名 合計287名
■趣旨
 本校は、地域、保護者の運動・スポーツへの関心が高く、児童の体力向上を目指して以前から継続して取り組んできた。しかしながら、現在は、休憩時間に体を動かして遊ぶ児童とそうでない児童の二極化がみられ、運動習慣の形成に苦慮している。体力テストの状況では、柔軟性、瞬発力、投力で県平均より劣っている。そこで、憧れの一流選手と触れ合うことができる本事業の開催をとおして、児童が劣っている柔軟性や巧緻性を高め、運動習慣を形成していく機会としたい。あわせて、児童の体力向上についての地域、保護者へ発信する機会としたい。
■事業内容 
 講話。実技指導:1~3年(マット運動)、4~6年(マット・跳び箱)
■報告・感想
 はじめに、準備体操で1~3年(関節を動かす・柔軟・ストレッチ)、4~6年(体操・ストレッチ・簡単な筋力トレーニング・バランス・柔軟)を行って全身を動かした。その後、マット運動に入り基本となる前転・後転を正しいやり方を伝えながら実施した。更に、4~6年生は倒立や側転などの運動にも挑戦し、とび箱でも開脚とびから閉脚とびへの導入まで行った。積極的に取り組める子供が多く、話を聞く姿勢が出来ていたことに驚いた。また、出来ない子供は「できません・わかりません」と意思表示がはっきりできていたので、全員の理解を確認しながら授業を進めていくことが出来た。
 手の付き方から足・頭の位置など細かく伝え、最後には全員が自信を持って自分の出来る範囲の運動に取り組めていたように感じた。 
 楽しそうに動いてくれる子供たちと一緒に楽しいひと時を過ごせたことをうれしく思う。この授業をきっかけに、運動をする楽しさを知ってもらえたら幸いだ。