スポーツ選手活用体力向上事業報告:富山
1)講師:水鳥舞夏
2)場所:射水市立小杉小学校 体育館(富山県射水市)
3)期日:9月27日(木)
4)対象:4年生114名
5)趣旨
外遊び時間やスポーツ活動時間の減少、また遊ぶ場の減少等の影響から、子どもたちの体力の低下や遊び経験の不足が危惧されている。この本事業のトップクラス選手の技を見たり、人となりにふれたりすることを通して、体を動かすことの大切さやスポーツすることの楽しさを実感させたい。そして子どもたちが進んで運動・スポーツに親しんでくれるきっかけづくりとなることを目的とする。
6)事業内容
・講話「小学生時代の話・体操競技の魅力・みんなへのメッセージ」
・実技指導 マット 跳び箱
・クールダウン
7)報告・感想
小杉小学校は耐震工事をしたばかりで、とてもきれいな校舎、体育館だった。体育館の入り口で待っていると、とても大きな声で名前を呼ばれ、体育館に入ると4年生全員の大きな拍手で迎えられた。
挨拶をし、私の模範演技で教室がスタートした。何をやっても大きな歓声、拍手でとても盛り上がっていた。その後の講話では、私自身が体操を通してたくさんの友達や仲間に出会い、楽しい時や嬉しい時には一緒に喜び、辛い時や困っているときには、友達に助けてもらい、友達が困っているときは私が助けたり、友達や仲間のおかげでずっと体操競技を続けることができたと言う話をし、今日はクラスの友達と協力して楽しくやると言うことをテーマにやってほしいと伝えた。
実技は3クラスに分かれて1組から順番に行った。どのクラスも、音楽に合わせて体操をし、マット、跳び箱の練習をした。マットの前転では、班ごとで号令を掛け合い、上手に出来ない友達にやり方を教えたり、協力している班が多かった。最後に班ごとで発表をすると、見られていることで少し緊張していたが、他の班から拍手をしてもらい、とても嬉しそうな表情をしていた。
跳び箱では、1段だけ使って台上前転の導入、4段で開脚跳びの練習をした。マットで前転をやった後だったため、みんな上手に回れていた。跳び箱の高さが低く怖がることなく積極的にチャレンジしていた。開脚跳びに入ると、『跳び箱は久しぶりだから少し怖い』と言う生徒が多かったため、踏切り板の踏み方、手を着く位置、目線、着地と細かく説明をし、その後、踏切りの練習、手を着いて上に乗る、着地と分けて行い、最終的に助走から開脚跳びの練習をした。
4年生は、小学校の中で1番やんちゃで手のかかる生徒が多いと言われていたので、心配していたが、マットから跳び箱に移る時の準備、次のクラスの準備、最後の片付けを素早くやっていて、とてもスムーズに教室を行うことが出来た。今回のテーマである『友達と協力して楽しくやる』と言うことをみんなが一生懸命やってくれていたので、達成感を感じ、とても楽しい時間を過ごすことが出来た。
小杉小学校の皆様、体育協会の皆様、ならびに、射水市教育委員会の皆様、本当にありがとうございました。