スポーツ選手活用体力向上事業報告:東京

1)講師 笹田弥生
2)場所 東京都江戸川区第三葛西小学校体育館
3)期日 平成24年9月29日(土)
4)対象 3学年生90名
5)趣旨
 スポーツ選手を学校に招待し、その栄誉を讃えるとともにアスリートとしての生き方や考え方を直接学習させる。スポーツ選手から学んだことを生かして、児童が体力向上につなげていくようにさせる。本事業を、保護者や近隣小中学校、地域の方々にも広く知らせ、児童だけでなく、地域社会の人々にもスポーツの持つ良さを知らせる。
6)事業内容(プログラム)
 8:30~8:35 開会式、講師紹介
 8:40~8.55 講話「夢を持つことのすばらしさ」
 8:55~9:05 準備運動
 9:05~9:10 模範演技見学
 9:10~9:50 チャレンジコーナー、マット運動(跳び箱1段を利用して)
 9:50~10:00 整理運動
 10:00~10:05 閉会式
7)報告・感想
 当小学校の月1回の土曜日授業を本行事(1・2校時)にあて、3・4校時には食育教育(生徒・及び保護者)も行うということで保護者の見学も多かった。日頃から体力向上に努める研究校であり、体力テストの結果も都平均を全項目で上回る平均値を持つ子供たちとのことで、朝8時30分からの行事であったが、行動もすばやく元気良く動いてくれた。
 まず、夢を持つことのすばらしさについて簡単に話をした。また器械運動はオリンピック種目の体操競技につながり、将来他のスポーツを目指しても役に立つ運動経験となるものであることを説明した。
 器械運動開始1年目であるはずの3年生であったが、柔軟性も優れている子が多く、基本となる四つん這い姿勢と、両手でしっかり体を支える運動に積極的に取り組んだ。マットでの課題練習では跳び箱1段を利用して、高低差を利用し手で支える体験を増やしながら、高いところから低いところへ転がるという意識を持たせながら前転を中心に、台上前転・飛び越し前転等までも挑戦してくれた。動ける上に、まだ体重も軽い3年生であるので、きちんと段階を経て課題を繰り返し行うことで、今後さらに器械運動への興味を持って、その技能を高めることが出来るであろうと感じられた。
 今後の宿題として、カエルの足たたきの数を増やすこと、よじ登る・飛び降りる・ぶら下がるなどの体験を増やして上体や下肢の力をつけてもらえるようお願いした。ご協力頂きました第3葛西小学校の先生方ありがとうございました。