トップアスリート派遣指導事業報告(高知)

1)指導場所
・高知県 いの町立 伊野南小学校
2)期日
 ・平成21年10月19日(月)
3)指導対象生徒
 ・5年生 57名 6年生 50名
4)講師
 ・渡邊光昭
5)伊野南小学校趣旨
 スポーツの楽しさを体験し、体を動かすことの楽しさ・体の上手な動かし方を学ぶことによって継続してスポーツを楽しんでいこうとする児童を育てる。
6)報告
 平成21年10月19日(木)高知県は伊野南小学校に訪問した。
 5年生、57名・6年生、50名が体育館に整列し、期待と不安な表情を浮かべながらも拍手で温かく講師を迎えてくれた。
 始めに、紹介頂き、少し体操の面白さや、練習の大切さ(積み上げる努力・・・イチローの言葉も借りる)について話をした。生徒は、真剣に耳を傾け、話を聞いてくれた。今後生徒の成長の中で少しでも刺激になれば喜ばしいことだと感じた。
 今回の指導はできるだけ、生徒個々に目を配って接してあげたいと考え、5年生2コマ、2時間、6年生2コマ、2時間計 4時間の指導を行った。
 補助運動~柔軟で汗をかき、体操的で簡単な姿勢の訓練を行い、全体のウオーミングアップとした(集団指導)
●種目はマット運動と跳箱(体育館のステージを利用する)
・マット運動
 補助運動でも行ったが、倒立の感覚練習として、膝を抱え込んだ姿勢で両足踏切の『おだんご倒立』を実施。逆さになることに恐怖心を持っている児童も積極的に行っており、最後は自然に通常の倒立練習(補助付き)が出来ていた。
 また、抱え込み姿勢の倒立を練習させていると、両肩に自身の体重を乗せることの出来る児童は一人で足を伸ばしバランスのとれた倒立を行っていた。
 他に、前転と側転の練習を行う。全体的に運動感覚の良い児童が多かったことに感心した。
・跳箱
 跳箱を使用せず、体育館のステージを利用して跳箱運動を行った。
実際の跳箱では着手する部分が限られているのと、高さによる恐怖心から思い切った運動が出来ないと感じ、ステージを利用した。
 また、多くの児童を練習させるには跳箱の数に限度があるため、ステージを利用することで運動量を増やせた。
 ステージと床面からの高さは、小学生用跳箱6段相当になるが、踏み切り板を利用しステージに上がることが出来れば落ちる心配が無いので、児童は思い切って走り、高さのある跳躍が出来ていた。最終的に開脚跳びの練習としてステージ上で開脚姿勢や屈伸姿勢をとることを目標にしたがほとんどの児童が出来ていた。
 終了後、5年生2組(一コマ目)の児童たちが写真付き感想文を作成してくれた。出来栄えが素晴しく感激した。