東日本大震災復興支援チャリティー事業
7月2日、東日本大震災で被災し、放射能汚染のため自宅を追われた福島県の南相馬市、浪江町などの被災者が避難している東京都江東区東雲の国家公務員住宅にお住まいの40人を、東京体育館でのジャパンカップ2011に無料招待しました。
最年少は2歳の藤田寿弥君、最年長は木幡尭男さんの74歳。13人が小学生以下で、27人がその保護者や体操愛好家たちが集まりました。
まず、午前10時半すぎから約25分間、リラックスさせる体操教室を実施しました。指導していただいたのは、ロサンゼルス・オリンピック鉄棒金メダリストの森末慎二氏、アトランタ・オリンピック代表の田中光氏、アテネ、北京オリンピック代表の鹿島丈博氏、アテネ・オリンピック代表の中野大輔氏の4人。田中氏が主導して音楽のリズムに乗って、子供たちやお母さん方が満面の笑みを浮かべ汗をびっしょりかいて、楽しく体を動かしました。
日頃、あまり外に出ずに体を動かしていない人たちばかりで、さすがに体の節々が痛いと訴える人も出てきました。
体操教室が終了すると、ジャパンカップを観戦。日本のエース、内村航平選手が演技すると、感激のあまり大きな拍手を送っていました。男女の団体総合を最後まで見届け、午後6時にチャーターバスで帰路に着きました。
招待者は皆、大満足の様子で協会提供のお弁当、大塚製薬からプレゼントされたスポーツ飲料などを喜んで口にしていました。
参加者の関場澄子さん(55)は「目の前で素晴らしい演技を見せて頂き、本当に良かった。幸せです」とのコメントを残してくれました。