日韓交流合宿(国内)報告

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今回の日韓交流合宿は第17回目を迎え、日本と韓国において交流を深め両国に多大なる成果を上げる大変充実した合宿となりました。

まず、合同練習においては、日本と韓国の良いところ、特に技術面やトレーニング面に関しての練習を互いに指導しあい、色々なことを学べました。お互いがこの交流合宿を通じて、さらに「強くなってほしい」という強い思いから自然と指導にも熱が入りました。

そして、男子選手に関しては第16回以前も参加している選手もいましたが、女子選手に関しては全員が初参加であり、まずは日本代表として日の丸をつけ、この場にいることの深い意義を教わりました。練習態度はもちろんのこと、挨拶や行動面に関しても、日本代表として今後大会に出場していく上での大変良い意識改革の機会となりました。

また、交流の面では、当初は選手間同士での挨拶しかできませんでしたが、次第に合宿が進むにつれ、日本語や韓国語、またはジェスチャーなども取り入れ、積極的に会話をしていました。そして練習中では互いに教えあう姿も見られ、選手同士の繋がりがより深くなり絆も深めることができたと感じました。交流合宿は、一回きりの合宿ではなく、日本と韓国の2回、同じメンバーで実施されるため、次回の韓国遠征ではさらに絆も深まり、より充実した合宿になると思われます。

そして今回の合宿では、全日本選手権体操競技団体選手権を観戦する機会を与えていただきました。団体戦のレベルの高い演技を目の当たりにし、選手自身もこの場で演技することを充分にイメージでき、大変良い刺激になったことと思います。

この合宿の経験を活かし、体操に対する取り組みはもちろんのこと、選手としての行動や意識、そして競技力向上とともに、立派な功績を残していってほしいと感じました。

なお、団長の小竹秀雄先生をはじめ、関係者の皆様に感謝申し上げ、日本合宿の報告とさせていただきます。

レポート 田中綾子

日韓合宿日本1

日韓合宿日本2