第67回全日本体操競技団体選手権大会 女子予選第3班

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第1ローテーション

跳馬スタートのレジックスポーツが、ユルチェンコ1回半ひねりで土橋ココが14.150をマーク。世界選手権代表の寺本明日香が前転とび前夫伸身宙返り半ひねりで14.100をマーク。14点台を2つ揃えて、まずこのローテーションを終えてリード。大阪体育大学、羽衣体操クラブはそれぞれ段違い平行棒と平均台で落下が出てしまった。中京ジムナスティッククラブはゆかで点が伸びなかったが、松村泰葉は表情豊かな、表現力を十分に感じる演技を見せてくれた。

第2ローテーション

レジックスポーツが引き続き段違い平行棒でも得点を重ね、寺本がミスのない演技で14.300を出すなど、この種目におけるこの時点でのチーム最高得点をマーク。順当にリードを続けた。中京ジムナスティッククラブが跳馬で安定した得点をだし、レジックスポーツに続いた。羽衣体操クラブはゆかで繊細な表現力で素晴らしい振付を見せ、日本体育大学のこの種目の得点を上回り3位。大阪体育大学は落下や大きなふらつきで得点を落として4位。

第3ローテーション

平均台ではレジックスポーツは落下が2人出てしまい、エースの寺本も交差とび半ひねりでまさかの落下。日本体育大学が平均台で得点を稼いでいただけに惜しいところであった。羽衣体操クラブは跳馬で得点を稼ぎたいところであったが、ユルチェンコ1回半を跳んだ杉原がしりもちを着く大過失。それでも他の選手でカバーし、2位に上がってきた。中京ジムナスティッククラブも段違い平行棒で得点が伸びず、ゆかでミスを出した大阪体育大学と共に最後の種目で決勝ラインを目指し、追い上げを図ることになった。

第4ローテーション

最後にゆかの演技となったレジックスポーツは、寺本が13.750と今日の最高得点をマーク。土橋ココも13.100を出して猛追をしたが、日本体育大学に1.500及ばず2位。中京ジムナステッククラブは平均台で安定した演技を続け、山口比奈子はメリハリのある動きを見せて13.550をマーク。この演技で中京ジムナスティッククラブは6位に入り決勝に進んだ。また、羽衣体操クラブは段違い平行棒でミスを最小限に抑えて何とか7位に食い込んだ。跳馬に回った大阪体育大学はダンコ絵里香リンの雄大なユルチェンコ1回ひねりで14.000を出すなど、かなり追い上げたものの、東京女子体育大学まで0.600及ばず9位となり決勝進出を逃した。

 

明日の決勝は、今日からフォーマットが変わり、6-3-3制(6名エントリー、3名演技、3演技の得点がそのまま合計される)となる。今日失敗をした選手も明日こそミスを出せない状況となり、今日ノーミスの選手も油断できない。今日は日本体育大学とレジックスポーツのトップ争いとなったが、明日は更に国士舘大学や朝日生命といったところまで十分にチャンスがある。見ごたえある争いに期待したい。

 

予選最終順位

 

1. 日本体育大学 210.850

2. レジックスポーツ 209.350

3. 国士舘大学 206.300

4. 朝日生命 206.200

5. 戸田市スポーツセンター 203.250

6. 中京ジムナスティッククラブ 202.200

7. 羽衣体操クラブ 201.100

8. 東京女子体育大学 199.550

9. 大阪体育大学 198.950

10. フジスポーツクラブ 198.900

11. 中京大学 195.050

12. 武庫川女子大学 194.900

 

総務委員会広報     藤井俊明